冷徹系の義妹にとある物を見せたら俺に迫って来たんだが.....。
アキノリ@pokkey11.1
1、おう。もう我慢ならんぞ
おにい.....ちゃん?
第1話 反発と義妹と
あまりに冷たいと思う。
何がと言えば義妹が、であるが。
俺の親父が再婚してからあまりに冷たい義妹。
以前の名前は秋元だったが。
今は長門カノン(ながとかのん)と言う。
何というか美少女であり。
完璧冷静な感じの俺には何故か知らないが冷たい義妹。
俺は目の前の飯を平然と食べる義妹を見ながら思う。
「何?お兄ちゃん。用も無いのに私を見ないでよ」
何というか.....幾ら思春期とは言え料理の当番は俺だった。
疲れている俺が料理を作ったってのに用意してから言われた一言。
何と言うか.....うん。
2年間もこの調子では疲れてくる。
別に馬鹿にしてきている訳では無いが何となく腹の立つ事ばかりだ。
思いながら俺は買ってきたコ○ドームを義妹の部屋に置く事にした。
何故かと言えば最大の嫌がらせ。
そして今までの.....何も言ってない2年間の鬱憤である。
もう我慢ならん。
これでも見て悶えて死ね、という感じで置いた。
「ひひひ.....死ね。我が義妹よ」
俺は考えながらそのまま義妹をとっちめる事にした。
そして枕元にコンドー○を置いてから。
そのまま去る。
悲鳴でも上げろや我が義妹よ。
ハハハ良い気味だ。
と思ったのは1時間前の事。
今俺は.....義妹に寄られているのだが。
どうなっているのだ誰か説明してくれ。
☆
3月20日、20時。
義妹がそろそろ上がって来る頃だ。
そう考えながら俺は壁に耳を添える。
○ンドーム見たらどんな反応をするか。
楽しみだ。
嫌がらせのつもりで置いたが。
2年間俺は耐えて復讐しなかったしな。
今回は我慢出来ん。
そもそも何が、私を見ないでよ、だよ。
人が優しくしてやっているのに。
「ひひひ.....」
買うのに苦労した分。
そののアタックを食らえ我が妹よ。
思いながら階段を登る音がしたので俺は壁に耳をすませる。
そして聞いていると。
こ、これ、と声がした。
「気が付いたか我が妹.....ハハハ」
クソッタレの義妹が嫌がる姿が目に見える。
思いながら俺はクスクスと笑っていると。
ノックがした。
俺は、怒っているな?ハハハ糞食らえ、と思いながらドアを開ける。
そして見ると。
そこに赤面している義妹が居て俺を見上げてくる。
ん?
「.....おに.....えっと。私とイチャイチャしたいの?」
「..........は?」
いやだからイチャイチャしたいの?
それとも私と何かしたいの?
エッチしたいの?、と聞いてくる.....はぁ!!!!?
俺は予想外の反応に真っ赤になる。
「こ、これは証だよね。私とイチャイチャしたいっていう」
「は!?そういう意味で置いたんじゃ無いけど!?」
「じゃ、じゃあ何?私の処女.....要らないの」
「ウエェ!?はぁ!?」
何これ!?思い描いていたシナリオと違う!
俺は真っ赤になりながら義妹を見る。
○ンドームを見せてきながら、私は.....、と言いながら俺を見上げてくる。
胸が強調されている気がした。
な、何だ.....ちょっとこの反応は予想外!
「いや!?ダメだろ!兄妹なんだぞ俺達は!血が繋がってなくてもな!!!!!」
「え.....そうなの?私は.....」
「.....お、おめぇ.....」
「わた.....しは.....」
そこまで言ってから。
そのまま俺に返してくる。
コンド○ムを、だ。
それからそのまま去って行く。
何だってんだよこれ!?
反応が違い過ぎる。
「.....何だってんだ?」
俺は考えながらそのまま部屋に戻った。
それからだが。
この日から何もかもが変わり始めた。
何がどうかって?
そうだな.....例えば義妹の反応が、だが。
〜〜〜〜〜
何がしたいのか分からないけど。
私に好きアピールをしているのかな。
お兄ちゃんは、と思った。
コンドー○なんて.....、と思う。
私は赤くなりながら部屋から出て下を見る。
「.....濡れてる」
グショッとはいかないけど。
濡れている気がする。
私は赤面しながらそのまま口元に指を添える。
そして唇を噛む。
好きな人にこんな事をされると困る。
「でも私は振り向いてもらえないよね。反発な事をしているし」
思いながら私は苦笑しながら。
そのまま下着を着替えてから.....ぬいぐるみを抱えて寝た。
期待はしている。
だけど私は.....手遅れだって知っている。
愛情表現が間違っているから。
何をしているんだろうな私って.....。
「私も馬鹿な女の子.....」
そして私は一筋の涙を流した。
でもこれで諦める様な女の子じゃない。
こうやってお兄ちゃんからアピールしてきたんだ。
諦める訳にはいかないだろう。
私は、だ。
「.....お兄ちゃんを虜にして.....」
そんな事を言いながら私は無意識に腰を動かしていた。
困ったものだな女子ってのは。
そう考えながら。
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