オジマゲドン序章
「お前は、"引退"したはずじゃなかったんか?」
おじの部屋では無キャの亡霊と名乗る男が大量のログを連投し、荒らしていた。
「もう止めてくれや、無キャ。お前はおじの膝で改心したはずやろ?」
おじが無キャの情に訴えかけるように話したが、無キャの入退室は止まらない。
「くっくっく」
おじの部屋で、そんなやり取りを楽しそうに眺める男がいた。
「お前がやったんかぁ!よの!」
「さあ、どうかな?」
「お前が無キャの死体を操ってることはバレバレや。よの、誹謗中傷は止めるんや」
ボゴォ!その時、地面から一人の男が現れた。
「誹謗中傷をしていい相手は、誹謗中傷をしてきた相手。それはおじのロジックじゃなかったか?」
彼の名前はゾンビ。彼もまたおじと
「よのは誹謗中傷しまくってるんやから、みんなで誹謗中傷してええってのはわかるやろ」
「『ヨハネ福音書8章7節――あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。』おじは罪のない者か否か?」
「おじは罪を犯したことないで」
「その傲慢さが、おじの罪だな」
そして、おじに対する精神攻撃が始まった。
「だからおじは友達がいないんだよ」「おじは容姿も元々シュッとしてて学もあるのになんで昼夜問わずチャットで説法を垂れるようになったのやら」「おじの器ちっさあw」
「なんでや!なんでネットの子にはおじの魂通じひん?誹謗中傷やめろや異常者障害者集団ヤン!」
ついにおじは耐えられなくなり、その場から逃げ出してしまった。
***
「ううっ……」
おじは一人部屋の片隅で泣いていた。
『東京へ来いよ、おじ。決着をつけよう』
よのが発したその一言がおじの頭からは離れずにいた。
「やっぱりよのを改心させなこの戦争は終わらん」
おじの心はよのへの憎しみで染まっており、もはやよのの発する言葉のすべてが受け入れられないのだ。
「よのの力は未知数や。おじもファミリーを強化せなアカンな」
こうしておじの部屋では、来たる
おじ部屋ではおじファミリーのメンバーを募集中!
おじの部屋に足を踏み入れ、素晴らしい時間を共有しましょう!
おじの部屋へのアクセスは簡単です。デュラチャでおじにメッセージを送り「チャウチャウ!シットカ?」の魅力的なおじワールドへ参加しましょう。
ここでしか味わえないおじの魅力が待っています。オマエラぜひ一度おじの部屋を訪れてみてください!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます