おじNOTE
「削除や、削除……」
丑三つ時、おじはデスノートにアンチの名前を書き連ねていた。
「おじな、許せないねん。だから仕方ないねん」
彼はただのアンチを消していたわけではない。アンチの中でも厄介で、おじが憎くてたまらない人物だけを選りすぐって書いていたのだ。
「ハァ……ハァ……最後は一番憎いやつをやるって決めてるんや」
デスノートに名前を書かれた人物は死んでしまうというが、そんなことはもう気にしていられない。
問題は死因だ。おじのアンチをしたからには、心臓麻痺では済まないのだ。
「恥ずかしい死に方をさせたる!」
おじの憎悪は、とどまることを知らなかった。
「いよいよ最後や…ついに“よの”の番やな」
おじの最後の標的は……そう、あの男だった!
「死ね! くそおおおぉ!」
よの けつのあなを見せびらかし死亡
そのニュースを見たとき、おじは思わず笑みを浮かべた。
「ざまあみろや!」
こうして、彼の復讐劇は幕を閉じた……。
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