大相撲観たいだけ観れる夏塩をまくふりなんかしている


洗濯機が合唱する昼 このあと授業録りますねよろしく


業務用フォーが消費されていくようやく業務も帰ってきたね


空白/太陽/雲/雲/空白/月 空って正しいね空なのにね


クレジットカードで買える幸せが自転車の籠から零れている


自転車でドンキに寄って帰ろうか 元気みたいだと心をなでる


久々の大きすぎる青空に飛行機雲があったとしよう


駅前の重機は今日も太陽をつかみたいのかやたらと伸びる


それぞれのマスクがあって目があって居眠りしている頭があって


できるだけ缶コーヒーは甘くあれ円柱型の宇宙を借りる


自転車に乗って六月の学校へ 初めて見る君たちのところへ


手の届く範囲で手が届かないボニーピンクが似合う天井


ある、ない、ある、ない、ある、ない 文フリを待つ心から花弁が散る


「遠い空、見に行きたいよね裏のボク」「熟睡してるぜ表のボク」


新しい浄水器が届いてたまだ生活は続いてくらしい

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