ぺこぺこぺこーん

アナコンダみたいな名前覚えてる指がとってもきれいなことも


ぺこぺこぺこーんぺこぺこーんこだわりは溶けて砕けて気付けば七月


シュレディンガーの人である私はいつか踏みしめる街の有無を知る


難波から阿部野橋まで歩くとき世界の半分ぐらいが見える


会いたいも会いたくないも別れるもアーケードだから濡れずに済むね


正解は一つもない街帰ればナポリタンがやたらとおいしい


僕達もいつか昴になれるだろう光が漏れないように生きれば


摩天楼のてっぺんに根をはれば野草も偉いとても寂しい


まずかろう今の君にはふさわしい緑が眩しすぎるんだろう


草を食えほらそこらへんにいくらでも涙を拭いたら確認できる


本当は皆の笑顔好きだから雑煮の中に星屑落とす


ギターよりベースがいいと言ったのにボーカルやってるあの子の笑顔


夕焼けに君が託したメッセージ「更なる赤が咲きますように」


音楽に浸食された衛星はビートルズだけ知らなかった


争いは今日限りでやめたから英単語だけ海に浮いてる

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