創作が必要ない人種

創作を仕事をできる人は、クリエイティブなことをしていないと爆発してしまう人だと聞いたことがある。


本当にそうだと思う。長い長い小説を何か月もかけて書きあげて、でも1作品の収入でずっとやっていけるわけではないので、何度も何度もその苦しい作業を繰り返す。


でも、そこに意味や楽しさを見いだせるんだ。


私も時々やるのであれば、楽しいと思う。自分の気分に任せてできるのであれば。


それがライフワークとして続くのは、耐えられない。


最近、もう2年も創作にはあまり触れていない。会社員から、現在は言語関係の講師になって、それは自分の好きな領域で(低水準だが)安定した収入が得られるので、満足している自分がいる。


嫌な気分はない。いろんなことに感性が鋭かった、小説を書いていたころより、一日が早く終わっていく。コミュニケーションに忙殺されて、自分の中の世界と向き合う暇もないのだ。


でも、それが嫌だと思う自分も、どこかへ行ったように思う。


こんな、とても現実的な状態で、もう一度小説を書いてみようと思う。


なぜなら、そういう気分だからだ。


:)

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人生と余暇のノート ババロアババリエ @Bavaroisbavarier

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