小説家という夢
「自分のぐちゃぐちゃの頭の中を文章に起こして何かを解決しようとする、光を見出そうとする原動力が無くなっている」
久々の更新になってしまった。
仕事が忙しいとなかなかカクヨムに手が伸びない。
カクヨムに手が伸びない私がなぜ今日、日記を書いているか。心に響く映画を見たからだ。
心に響く映画や小説を楽しむと、創作意欲が掻き立てられる。
その突発的な意欲で数万時の小説を書き上げたことが何度かあった。
それは、大学生の頃で、暇で、暇だと自分と世界について考えることが多い。だからこそ意欲が稲妻のようにやってきたとき、これでもかと言わんばかりに書きまくって、溜まり切ったモヤモヤを解決しようとすることがあった。
だから、そんな意欲を発動させ続けて小説家になれたらどんなに幸福だろうと、考えたことがあった。
でも今考えると、それはあまりに無謀なように思える。
だって今は書いていないからだ。書きたいテーマが最近は、消えている。忙しいからっていうのはあるけれど、自分のぐちゃぐちゃの頭の中を文章に起こして何かを解決しようとする、光を見出そうとする原動力が無くなっている。
代わりに勉強したいことができて、打ち込みたいことができて。かつてほのかに抱いていた「小説家になる」という夢は思い出程度のものになっていた。
僕はエンタメとして面白い小説を書いて誰かをワクワクさせる、といったモチベーションもなく、あったのは自分に眠る光をストーリー作成によって見出す、という救いのマスターベーションしかなくて、それは商業としてやっていくのにかなりきついものだとと思う。
書きたいテーマが出たらまた書くだろう。でも継続的に仕事として書くのはかなりきついと気づいた、今日だった。
大学生の頃、性と人生について考えた自作の小説にはかなり入れ込んだ。その情熱は今でも誇りに思うし、良い小説ではないかもしれないけど、一つの答えが自分の中に見出されたバイブルにもなってる。
たからそうして、自分を救うツールとして保存して、あわよくば誰かに刺さって欲しいという甘い承認欲求で公開しているにすぎないのだ…
でも、こういう人も一定数いるんだと思う。言わないだけで。
以上。また明日から仕事だ。
すっかり、小説世界には入り込まないプラグマティックなライフスタイルになってしまった。
またいつか、作品世界に頭から足までどっぷり浸かる日が来るかな。その時には金銭的な余裕があるといいな。
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