Prologue ②

 ミーは妙にホットな、ぬめっとしたセンスに目を覚ます。視界はすぐにワインレッドが埋め尽くした!

 変わらず視界がバッドになるイレギュラーさと、ヴォミットのスメルが超厳しい!

 ミーはすぐにそこがヘルだと思ったヨォ……。


 エリアは縦に長細く、ヘッドとステップからは小刻みのビートが聞こえる。so今の状況から考えるに、まるでここはビッグモンスターのポンポンのようだったァ。

 もしそうなら、アップライズすればEXITが。ゴーダウンすれば、EXITが見えても、アライブのパーセンテージはとてつもなく低いだろう。

 だからといって上にアップしても、スライムのせいでIMPOSSIBLEだ!! ではどうするべきか? それはMY GODしか分からないだろうさ!


 ミーはこのままこのスライムによってウィークニングするしかないのかネェ……。まぁ、ここがリアルにヘルなら、ミーにはアライブする資格が無いってことだヨネ!

 アンド、ミーをヘルに入れたMY GODがそれを許すことはずが無いだろうネ! だからミーはここでノットスィンクして、セカンドエンドレススリープを迎えることがパーフェクトってことさ!


 ミーはアイを瞑り、いつかバニッシュすることをサイレントウェイトするさァ。


 バット、そのスリープは一つのゴッドブレスによりサポタージュされた!!


『Oh、なんてバッドソウルなんだ……。そこにいるのは単なるアンハッピーだと言うのに、我がキャッチしたソウルをセルフギブアップとはIT PITIFUL……』


「……フーアーユー?」


 それはアメイジングなボイスで、トークするたびにブレインウォッシュされそうだァ……。

 IT 正にGODのようで。ノーマルならスカーレッドしそうだが、ミーはセカンドフライスカイを決意していたからか、ノープロブレムだった。


『アンダスターン……? ということはまだノーマルのようだな?

 グッド。ユーよ、そこをエスケープしたいだろ? ならば我のワード通りにせよ。イフso、ゴッドパワーを持って、ここからエスケープ出来る。Ok Mogami rindo。

 パワーを解放せよ。今よりユーのソウルにブレッシングする。LET'S GO!!!』


「What??。What is power……?」


『なにをしている! 今は最高にクールだったじゃないか! ファスト! パワーをアウェイクニングするのだ!』


「ワオ……」


 パワーをアウェイクニングせよと言われても。ノットアンダスターン。

 だからミーはそのネクストボイスを待った。


『もういいわ! 我が直接アウェイクニングさせる……!』


 すると、ミーのストマックから急にウォームライトが溢れ出す。そのライトはだんだんとストレングスを高め、ヒートアップしていく!!

 ミーはそのセンスに咄嗟にストマックを抑える。何か出そうだからネ。

 マウスから、イヤーから、アイから、ノーズから。ボディーのホールというホールからライトが漏れ出し、ミーはいても立ってもいられず、そのライトに身を委ねた。


「What's this……!? ウオオオオウ!!」


 そしてその直後、エクスプロージョンサウンドが耳にエコーして、フルビューにライトが差し込む。

 ミーはそのライトにアームでシャドウを作ると、だんだんと目がライトにユーズすることに、ゆっくりと腕を下ろした。


 意識はスーパーブルースカイで、視界もビューティフル。気がつくとミーはアウトサイドだった!

 バックにはミステリーボディーが転がっていることから察するに。やはりさっきいたエリアはモンスターのストマックだったのだろう。


 そうしてそのボディー以外でミーがファーストコンタクトした物とは、薄暗いケーブの中だった。

 そしてミーの目先には、アイをキラキラとシャインさせながら、パチパチとハンドクラップするオールドメーンがいた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る