第98話 さくらの季節と鍵盤
一週空けての更新だ。皆さんはお変わりないだろうか。僕は相変わらずだ。
九十八話の
さて本題。家の前のさくら群が八分咲き程度になってきた。満開も近い。悲しくもドナドナしてしまったベースギターの代わりがようやく
だがそう捨てた物では無い。このキーボードのピアノ・サンプリング音源はヤマハのフルコンピアノらしいので、実質超安価なキーボードとは言え、まあ僕が弾くには勿体ない音を持つ代物だ。きっと音源はフルコンとあるので、直接のアナウンスはされていないがCFXなどの音色のサンプリングなのだろう。「キラキラフルコン」の異名を持つ名器だ。
この電子キーボードは新シリーズへの入れ替え時期なので、旧型になってすぐのモノだ。あまりこだわりのない僕にはこれで十分である。ギターの補完楽器としての存在である。
早速、レット・イット・ビーやら、サムディやら、ベートーベン「月光」第一楽章のさわりだけ(ここしか弾けない・笑)、そしてパッヘルベルのカノンのコード弾きデタラメバージョンを弾いて満足している。かつてヤマハのポータサウンドで基本を習得して、その後ギター和音、コード弾きから入ったギター小僧だったので、鍵盤もコードで覚えた弾き方だ。
孤独なおじさんの余暇を過ごすには、ほぼいいオモチャである。どこかに遠出、旅行に一回外出するだけで、このキーボードの三倍以上の出費になる。そう考えれば、部屋で大人しくピアノ遊びと、自動演奏の美しい調べを鑑賞するのは経済的なだけでなく、心理面でも大いに満たされる。やはり楽器好きなんだな、とつくづく再度思った。僕の手元に鍵盤楽器がやって来たのは三十年ぶりである。そう今の僕ならボケ防止にピッタリ? (笑)
十五の春に手にしたヤマハさんのキーボード以来だ。あれはなんだかんだで二十歳頃まで使っていた。
桜の話から鍵盤ときたので、次はメインの創作小説の告知事項。延び延びになっている『時神と暦人』の
本来は、こうしてざっくりとした告知程度で、自由な時間に書いてアップするのが僕には似合っている。厳密に自ら時間を指定したり、毎週同じ時刻に更新作業というのは、僕的には物書きを職業にでもしていないとなかなか難しい。なので今回は自分の納得いく時間配分で出すことに有り難みを感じている。
春爛漫。風流な季節になったが、僕は慌ただしく十年分の停滞期にたまった余分なものをそぎ落とし、今年度、このキーボードという相棒を手にしたことで、より小説のネタに音楽や音階の屁理屈などを仕込もうと検討している。結構作品の答え合わせのための知識が広がるのではないかな? そう思いながら何故か、今日もまた僕は下手くそなレット・イット・ビーを弾くのである(爆)。
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