第78話 マンガの話Ⅲ
ここ数日、カクヨムコンテストの話題があちらこちらから飛んでくる。通知機能やXの媒体などで繋がっている方々の所見が飛び回る。皆元気でいいことだ。僕も隅っこの方で参加しようと思う。いつものごとく表だってのお話は特にない。参加していることに喜びを感じているおじさん魂(?)。
ついでになのだが、以前に言ったプレビュー一〇〇〇が近日中に越えそうなので、越えた暁には御礼の言葉を近況ノートでお伝えするつもりだ。繰り返しになるが、一〇〇〇回なんて人気のある方は一週間で越えてしまう数字だが、僕はのんびり自分のペースでやっと辿り着いた。数少ない僕の作品の読者皆さんのおかげであるゆえ、感謝あるのみ。
カクヨムさんではこのエッセイ。別の媒体では『神明社のある街角の風景-恋と御縁の浪漫物語-』も近日中に越える感じだ。この後者はカクヨムさんでは一話一ファイルという構成なのだが、他の媒体ではオムニバスでファイルが一緒になっているので、プレビューもまとまって計算されているだけ。こちらも個々を足せばそれくらいになるのかな? 数えていないので分からんけど。
では本題。今回は時間概念を絡めた懐かしのマンガのお話。……というのも前回の話題で「カリメロ」や「星の子チョビン」を扱って、ちょっと思った節があるためだ。
僕たちがこどもだった昭和四十年代から五十年代に、「鉄腕アトム」や「鉄人二十八号」ってすごく大昔のカトゥーン・フィルムってイメージがあるのだが、あらためて計算してみた。アトムの第一回放映が1963年、鉄人二十八号も1963年となっている。ともにフジテレビのようだ。考えるに僕がカリメロを見ていた1974年からたった11年前なのに、当時の僕には大昔のように思えた。でもチョビンやカリメロの方が今の子どもたちからすれば、遙かな大昔なのだ。なにせおおよそ半世紀、ほぼ50年前なのだから。
そう考えるとマンガやアニメが市民権を得るまでの時間は結構短いモノだった。水木しげるさんや手塚治虫さんなどが矢面に立って、マンガ排斥を試みていた一部の大人たちと戦ってくれた。また当時の出版界の人たちの知恵が豊富だったのもあるだろう。
黎明期の
その後は雑誌ごとの枠組みで時代が語られる。少年誌のチャンピオン時代、ジャンプ時代、少女誌の少フレ時代、別マ時代などもある。そういった雑誌から多くの人気作品が飛び出したので、雑誌の販売数増加と一緒に時代も創られた。
ちなみに1960-70年代の当時はPTAの標的となった多数のマンガ家さんたちは、二十一世紀には文部科学省から表彰を受ける人物が後を絶たない。即ち、あらためて鑑み、吟味し直せば、媒体が問題なのでは無く、コンテンツ、中身が問題だという考え方が定着した結果なのかな? と僕は自己推察している。映画にせよ、テレビプログラムにせよ、中身次第であり、マンガが媒体として悪影響と持つとは考えづらいのである。実際、現在の大多数の公共図書館にもマンガは普通に配架されている。またコンテンツによっては文学、歴史、数学などを分かりやすく教えてくれる教育マンガも結構ある。
藤子不二雄さん、石森章太郎さん、赤塚不二夫さん、永井豪さん、松本零士さん、吉田竜夫さん、宮崎駿さんなどの第二世代がお茶の間での確固たる地位を築き、やがて鳥山明さん、高橋留美子さん、あだち充さん、まつもと泉さん、桂正和さんなどの新世代と言われた人がアニメーションや物語に味や花を添えた感じだ。
この頃にはマンガでは無く、コミックという名称に変化したり、かつては書店の片隅にあったマンガコーナーが半分近くを占めるような店も珍しくなくなった。
そもそもマンガ擁護派の僕だ。詳しくは無いが楽しんでいる一人である。
幼少期の「カリメロ」以外の好きだったアニメ番組はなんだろう?
「ポールのミラクル大作戦」、「ガッチャマン」、「いなかっぺ大将」、「ハクション大魔王」、「花のぴゅんぴゅん丸」あたりかな?
特に「どぼじでダス」の大ちゃんは好きだった。いまでも時々「大ちゃん数え歌」を口ずさむなあ。今はにゃんこ先生と言えば、「夏目友人帳」だが、あの頃は愛川欽也さんの声で、「にゃんぱらり、キャット空中三回転ぞな、もしかしてえい」というのが定番だった。
さてこの近日に里帰り? もうとっくに里は無いけど里帰りだ。単なる旅行だな(笑)。久々に足利周辺に行く予定。
そして今週は、冒頭でも触れたカクヨムコン、僕も片隅で楽しく参加しよう。皆さんにおきましては、僕の作品が目に触れることがあったら暇つぶしにどうぞ。この数日、突然冬らしく冷えてきた。重ねて皆様におきましてはお体ご自愛の程楽しい冬をお過ごし願いたい。
「♫るふるん、るふるん、雪ウサギ、雪降る夜には~」
ではまた。
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