第68話 秋分の日に楽器の話
本日は秋分の日。昔、アリスの曲に「秋止符」というのがあったな、といつもこの文字をみると思い出す。何故かな?
それで今日は川崎と伊勢山に行く。行程中に道路のアスファルトに穴が出来ていて、久々、またしても右足をくじく。どうも痛めた場所は昔からクセになってしまっているようで、ほんのちょっとの大した段差でなくともグキっとやってしまう。初めてやってしまったときは階段でやったのだが、これは痛かった。ダンセイホータイ? っていうの巻いてもらった記憶がある。今回は軽めだったので、二三日は足首を安静にして、庇って大人しくしていよう。たまにあるのだ。
郷里に戻れなかったときの秋分の日や春分の日は大抵、川崎と桜木町、あるいは西新井と飯田橋というワンセットにした感じでのお参りが多い。この二カ所お参りしておけば、ウチのご先祖さんも納得かな?(笑)
帰りにくず餅や草団子を買ってお土産にして、飯田橋や桜木町ではその場で洋菓子のおやつを味わって帰る、って感じだ。今日は天気も怪しかったので、店では食さずにおかげ庵とコメダの複合店であるランドマークプラザのコメダ店舗で豆菓子、リーズナブルなスイーツを買って帰宅した。そして家で楽しんだ。
帰りに少し楽器屋を外から眺めたが、今度ゆっくり見に来ようと思った。ギターが気になる日だった。明日は楽器の手入れをしながら、プロットの構想を練って頭をリフレッシュしよう。あと、本棚の整理と掃除もしよう。
たまにギターの音が恋しくなる。ただオーディオで聴くだけなら断然ピアノの音が好きなのだが、自分で音を出したくなるのがギターだ。あまり上手ではないが、そこそこは弾ける。高校時代は名前だけの軽音の部長だし(笑)。エレキとスチール弦のアコースティックはもう聴いていても、弾いていても楽しくて嬉しい楽器だ。
チョーキングやスライドはエレキだが(たまにアコギでやっている人もいるけど危険な気がする?)、ハンマリングやトレモロ、ビブラートなどはアコギでも出来る。ハードロック系から出てきたライトタッチやチョッパー奏法などは僕は出来ないけど、一般的なポップスで使われるようなものはクオリティは別にして、出来ると思う。
なによりスリーフィンガーはやっぱりアコギの音がいい。原音の美しさというか、弦が共振し合って、和音の整った音色が心を醸す。
この数年前から僕はアコギの買い換えを検討、試みている最中だ。フェフナーのベースギターを手放したので、それに替わるモノを考えている。やっぱり「イエスタディ」のギターかな? テクサンFT79だよなあと結論づけた。めどが立てば、来年の春辺りには手に入れようと思った。この数年、身体を酷使している自分へのご褒美と考える。もちろん廉価版の方だ。完全オリジナルは五十万円以上する。普通に数万で買えるモノでいい。別にそれで仕事している人でないので(笑)。
こいつはフェフナーと同様に、マッカートニー愛用のギターである。そう言うことを考えていると、根がお馬鹿なのでついつい嬉しくなる。いろんな意味で頑張ろうと思えるのだ。ギターは僕を裏切らない、ってなんかこのフレーズ、曲の歌詞やタイトルみたい(笑)。
僕はあまりビートルズ時代の楽曲にこのエッセイでは触れていないけど、「ティル・ゼア・ウォズ・ユー」と「イエスタディ」、「ミッシェル」なんかのアコギの音が結構好きだ。
あとレノンのでは「アクロス・ザ・ユニバース」、「悲しみをぶっとばせ」っていう曲がアコギのいい音出している。
最近は、通称「青盤」と呼ばれるベスト盤の最後の三曲が結構好きだ。マッカートニーの演奏するブリュートナー社のピアノの音ではじまる「レット・イット・ビー」から既述の「アクロス・ザ・ユニバース」、同じピアノの「ロング・アンド・ワインディングロード」という流れの三曲だ。
マッカートニー、近年のライブでは、これらの曲の演奏はヤマハのフルコンピアノを使っている。これはこれでいい。『グッドイヴニング・ニューヨーク・シティ』というアルバムでその音は聴ける。ビリー・ジョエルとの共演も楽しめる。
さてさてエンドレスで、終わらなくなるので、この話題、お話はこの辺で強制終了。マッカートニーの話は終わらなくなる。
暑さが久しぶりに落ち着いた本日、明日以降はまた復活してくるような天気予報のお話だ。参ってしまう。予報、外れますように。ではまた。
追記 ストーンズの十月発売の新譜にマッカートニーが参加することがアナウンスされた。ストーンズとビートルズか。すごいね。
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