第59話 冷やしラーメンとそうめん

 今回はエッセイっぽいエッセイである。八朔参りの日、午前中は快晴、午後にようやくにわか雨で降水があった。でも降雨は帰宅後なので、外出時は降られずにお参りは無事済んだ。何にせよ、ようやくかんかん照りの毎日から解放された。久しぶりに涼しい。帰り道、少しだけ横浜で丸井とルミネをぶらついた。


 思い返せば、何日かんかん照りが続いたろう。毎日が熱風の中で、まれに見る七月だった。


 こう、毎日毎日暑いと何のやる気もおきずゲンナリしてくる。おかげでコンロの前に立って調理するのが嫌になってしまった。1Kルームのキッチンは熱の吹きだまりになる

 そんな現実から逃げた結果、安売りの調理パンと市販のおにぎり、そしてそうめんか冷やしラーメンを茹でる毎日である。これをこの酷暑の毎日、ローテーションだった。

 いちおう冷やしラーメンの具材はトマト、キュウリ、レタスにハムを載せているので、野菜もとれる。そうめんもレタスとトマト、ネギ、魚肉ソーセージを乱切りしたものをすった生姜に絡めて、薬味にしている。これがずいぶん食欲低下防止に繋がる。


 いつもはこの時期、カレーライスを作ることが多いのだが、それは曇った日や雨天の日にすることが多い。この状態で作ると汗だくで料理が出来た頃には、食欲低下防止のために作ったはいいが、食べたくない、という逆効果になってしまう。折角食欲増進の効果のあるカレーライスなのに、だ。


 のどごしの良いそうめんはこういう夏にはピッタリだ。その昔、大和国の三輪地方で、食糧難に陥ったときに、神の使いである大田田根子という「人物?」が、神のお告げで作ったのが始まりとされる。三輪そうめんだ。これは大神神社に伝わる伝説である。少し蘊蓄も入れておこう(笑)。野菜も一緒に添えれば、一石二鳥だ。



 そうはいっているが短所は長所。このところの猛暑晴れ続きのおかげで洗濯物はたまらずに、ここに関してはストレスフリーな状態だった。感謝である。


 さて来週はようやく時間が作れる。余暇、自分のために遊びに出かけよう。ではまた。

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