ある墓守と墓守犬の日常 ◆〈100字〉

 晴れの日も、雨の日も、今日みたいな曇りの日も、私はひたすら穴を掘る。

 人の眠りは唐突で、休むとあっという間に足りなくなる。

「ステラ、まだ大丈夫?」

『大丈夫、誰も眠らない』


 長生きしてね、私の知らない所で。


◆◆◆


いつか書きたいやーつより、サブリエ・スタフォード(吸血鬼にして墓守)とステラ(墓守犬)


『ロード・エルメロイ二世』シリーズと『魔法使いの嫁』同時期に読んだせいか浮かんだやつ。

最近やっと溜まってた分見られました。


サブリエはとある墓地に縛りつけられている。

久遠に近い生が絶たれるその日まで、『ヴェルザンディ・スタフォード』の眠りを守らなければいけない。


初の100字でした。

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