白薔薇と想い人

 月光照らす窓辺、花瓶に生けるは一輪の白い薔薇。


 いずれ枯れ落ちることも知らず咲く様は瑞々しく、そんな未来は嘘であると、今夜もその美しさを誇っている。


『一目惚れ』


 遠い昔の貴婦人が考えたその意味を、思い浮かべ過るのは、胸焦がれる想い人。知らず動く指に筆を持たせば、きっと彼を描くだろう。


◆◆◆


昨年の今日、『薔薇王の葬列』のアニメが放送されたんだったなと、日付を思い出して急ぎ書きやした。

お正月からゆっくりと漫画を読み返し、現時点で次は十六巻。辛。

大奥とか好きなくせにそこまで宮廷に興味がなく、爵位の順番もあやふやだったものの、薔薇王にハマったことでがっつり宮廷に興味を持ち、公爵から男爵までの順番も覚えました。

ちょっとまた、閣下の個別PVでも見てきやっす。

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