女装の始まり ◆
どうだね? 乙女君。
可愛くないか、僕。
君の好きな白色のワンピース、僕でも着れそうなサイズがあって良かったよ。……おや? どうしたんだい乙女君。呼吸してるかい? おーい?
……何で、か?
君が望んだことだろう? こういう格好の方が似合うって。
これなら少しは安心して、僕ともお喋りしてくれるかい?
◆◆◆
ただいま書いている最中の短編に、出るかもしれない女装男子、
主人公である星影乙女の婚約者で、彼女のことを気に入っているものの、あまり会話をしてくれないし目も合わせてくれないことを少し気にしていた。
ある時、ショッピングモールにてデートをしていたら、可愛い系の服屋の前に辿り着く。
「こういうのも、似合うんじゃないか?」
「……瓶継様の方が似合いますよ」
「まさか! ……もしや、こういう格好をしている方が、僕に緊張しなくなるのかい?」
「は? ……あ、いえ、そうですね、はい」
彼女としては適当に返事をしただけだが、真に受けてしまった瓶継。
以来デートの時は女装してくるようになったし、乙女も仕方ないから口数を増やすようにしている(あまり会話したくないから緊張してるんですと言ったのに何やってんのよ面倒くさいと内心思ってる)。
乙女には他に心から想う者がいるけれど、瓶継は本家、こっちは分家で、この婚約に拒否権はない。
……何回も書き直した末に生まれた彼。
もしかしたら文字数の関係で存在をカットするかもしれない(まだ書き終わってない)けれど、女装男子熱が高まっている今、なるべく残す方向でいくつもり。
『ろくにんよれば町内会』のメイドロボとボア(ハンコック)が死ぬほど素敵だったものだから、つい。
ちなみに、瓶継は一月下旬生まれ、乙女は九月中旬生まれだったりします。
年内に書けたらなー。
追記
書けんかった(;A´▽`A
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