episode No.11 あっという間にすぐ終わる!異能戦!
⚠︎何も進まん
【2:30 p.m.】
『通学路』
「いや〜終わった終わった。」
「いや〜割とすぐ終わったね〜」
え〜第3回戦はあまりにもあっさり終わったので、カットです。対戦相手はなんか知らんナルシストでした!ホイホイと釘バッドでボコボコでした!暴力最高!
「時間あるしちょっと寄り道しない?」
「そだな。ちょっとぶらぶらするか。」
『A区』
俺達は流れのままA区に来た。
A区は色んな流行のそれっぽい食べ物がたくさんある所で、近くに学校がいくつかあるからか、区内にはよく学生を見かける。
「さて、泰晴君。」
「はい?」
「私が何の目的でここに来たでしょう?」
「え?流行遅れに聞くかそれ?」
「正解は.....アレです!」
密幽が指を指した先にはまぁまぁ人が並んでいるクレープ屋があった。
「テレビでやってたヤツだっけ?」
「正解!じゃあ早速並ぼうか!」
「へいへい、というかどんくらい並ぶんだろう?聞いてみるか。」
俺達は列の最後列に並び、店員さんに話しかけた。
「すいません、今から並ぶとどれくらいかかりますかね?」
「はい!えーおそらく3、40分くらいはかかると思います!」
「なるほど。ありがとうごさいますー」
「はいー逃げないよ泰晴君ーちゃんと並ぶからねー」
「へいへい。」
そんなわけで、俺は渋々クレープ屋に並ぶことになった。あれ?この展開どっかで見たことがあるような気がするぞ?
40分後〜
「諦めろ〜お前じゃもう無理だ〜」
「あ〜片手入れ替え!」
「はい、それは無しだぞ〜俺の勝ちだ〜」
「なんか普通に悔しい.....」
「ループでずっとやってたからな。そりゃ悔しいよ。」
「側から見たらタイムスリップ学生だね〜」
「昭和でも百均のウォーターゲームだわ。」
「そんなのあるんだ。」
「百均行ったことない?」
「良い年してオモチャコーナーには行かないよ?」
「おっと.......」
「ダイレクトダメージ!」
「次のお客様どうぞー」
「はーい」
「意外と早かったな。」
「ご注文はどうなされますか?」
「えっと.....私はこの苺スペシャル(1300円)を1つ!」
「俺はこのチーズベーコン(450円)でお願いします。」
「かしこまりました。ではお会計は合計1750円で御座います。」
「はい、えっと......あれ?小銭ちょっとないなぁ.....」
「じゃあ小銭の分は奢るよ。」
「いいの!?」
「別に良いけど.....」
「有難う!今度なんか奢るよ。」
「どうもー」チャリンチャリン
「はい、1750円丁度頂戴します。ではこちらレシートです。出来上がるまで少々お待ちください。」
「どうも。」
「泰晴ってレシート貰う時“どうも”って言うけどなんで?」
「有難うございましたは言い過ぎかな〜と思ってるから。」
「う〜ん.....気持ちはわかるけど、別に減るもんじゃないし、私は人から感謝されると嬉しいし良いんじゃないかな?」
「なるほど〜次からちゃんと言おうかな.....」
「それが良いと思うよ。」
「どうしてその思考で友人いないんだ?」
「それは私が1番知りたい。」
「また神無月高校七不思議にもあるからな。」
「なにそれ?」
「俺の知っている範囲内だと、何故か孤立しているお嬢様、なぜか見て見ぬフリをされるイジメ、なぜかバレない犯罪行為、なんかが聞いたことあるかな〜」
「神無月高校ってそんなヤバいの?国立だよ?国立。そんな世紀末じゃ国が黙ってないでしょ......」
「まぁ某ペンギンも国家ぐるみは犯罪にならないって言ってるからね。(改変あり)」
「そんな言葉があるんだ。」
「そうなんだよ。やっぱり神アニメには名言があるもんだよ。」
「ふ〜ん。」
そんな他愛もない雑談をしながらクレープを待っていると
「この苺スペシャルを2つ下さい!」
なにやら元気の良さそうなカップルがクレープを注文していた。
(やっぱテレビの影響力って腐っても高いんだな〜)
「はい!当店テレビ出演を記念に、カップルだと半額になるキャンペーンを行っているのですが、適応しますか?」
「お!マジっすか!じゃあお願いしゃーす!」
(はぇ〜カップル割があるのか〜)
.........
(あれ?普通俺達にも聞くのが定石じゃないか?何でだろう?)
[店員さん視点]
(さっき来た兄妹さんすごく仲良かったな〜やっぱりカップルより仲睦まじいのがよく伝わって良いな〜)
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