episode No.10 厨二病患者
『自席』
「ただいま~」
「おっ、おかえり〜大丈夫だった?」
「ん、まぁクソ痛かったけどギリギリセーフだった。」
「何がセーフなの....... 」
「え.....はいにょしっし.......」
「いや言わなくていいから!」
「そりゃそっか。」
「じゃあ私は次の試合行ってくるからね〜次の試合まで割と時間あるからゆっくり休んでおくんだよ〜」
「えい、いってらっしゃーい。」
(どうせ数分で帰ってくるしそんな心配しなくても良い気が.....)
密幽がコートに向かっていった。
「さて、どうしよう.....と言っても別に時間はあるし寝るっていう選択肢もあるな、というか寝るか。お休みなさ〜い。」
俺はアラームを設定し、腕を組んでフードを被って頭を重力のままにして眠りについた。
15分後........
ピピピピ ピピピピ
「んん.......ふぁあ......良く寝......ん?」
眠たい目を開けると、なんか見たことがあるような顔があった。
ジイーーーー
(あっ、さっきの対戦相手だ.....しかもなんか圧かけてきてるし何なんだろう?というか密幽は?)
俺は助けを求めるように、密幽の方に向いた。
「............あはは.......」(困惑)
(なんか凄い困惑してるけど目の前のヤツは一体何時から居たんだろう.......恨まれることしかしてないからあんまり関わりたくないんだよなぁ........自業自得だけども)
「ねぇ。」
「はい?」
尋常じゃないくらいの圧をかけながら話しかけてきた。というか相手って呼ぶのは相手に失礼な気がしてきた。普通に花蓮って思ったほうが良いな。そうしよう。
「我は綺麗か?」
「口裂け女と宇宙人のディ◯ペクター?」
「え?サ◯マスターズやってるの✨じゃなくて我の顔をよく見て。」
(コイツ絶対デュ◯マやってるな......まぁやってる人少ないからやってる人見かけると少し嬉しいよね。あとヤンデレみてぇな質問だな......でもそんな顔見たところで別に何もないような......)
「あれ......?」
「お!気づいた?」
「ホイホイ取れるの速くね?保護膜かなんかで取れた?」
「そう!そこなんだよ!あの後取れはしたんだよ!取れは!」
「おお、良かった良かった。」
「良くない!君のせいで私はゴキブリホイホイでやられたゴキブリ使いみたいな感じに言われいるんだよ💢」
「まぁ、お前の影もうざいし無限に出てくるし動き速いしで大概クソだから仕方ないと思うぞ!ざまぁみろ!」
「君のせいで私が積み重ねてきた強キャラ感がぁ...........」
「厨二病の悪化の間違いだろ性癖野郎が。」
「なんだと!ふざけるな!」
(.........この二人多分凄い仲良くなりそう........泰晴に友達が増えるのは嬉しいような寂しいような......)シミジミ
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