編集済
いつもながらの秀逸な作品でした。
亜香里さんが病床で雪弥さんに頼るようにと娘の美雪に残した言葉。
亜香里さんにとって迷惑をかけることが確実にわかっていても、思い浮かんだ相手が雪弥さんだったんだろうなぁ。
想像だけど、雪弥と連るんでいた時が亜香里にとって一番幸せだったんじゃないだろうか。
望まぬ妊娠だったのかもしれないけれど、産もうと一人で育てようと決意したのは凄いと思う。
父親は、もしかしたら雪弥の知る人物だったかもしれないし、本当に誰が父親だったのかもわからなかったのかもしれない。
好きな人と一緒に居られないならと娘に雪弥から一文字もらって美雪にしたのかも。
色々と想像が尽きないですが、切ないながらも未来に光が差すような物語でした。
作者からの返信
コメント頂き有難うございます。
美雪の『雪』の字は雪弥から文字をもらっています。
『雪』と『香』で雪香という名前と悩んだんですけど美雪になりました。
想像を掻き立てられる様なお話しに出来ればと考えてここまでにしました。
編集済
長文失礼致します。
恐れながら身勝手に感想を書いていますが作品批判ではありませんので悪しからず。
想い人の娘が年頃になって現れる・・・美しく切ないように見えて残酷な現実を突き付けられた感があります。
戸籍に父親の名前を書いていなかったのは、母親は主人公との子供として置きたかったとも読み取れます。だとするとエゴが入っているなぁ。彼を自分の父親と想像していた娘の立場からするとかなり酷い仕打ち。
また母・亜香里から見ると主人公はどういった存在だったのだろう?確信もなく一人で育て上げた愛娘を託すからには、彼の性格や心情を理解していないと到底できまい。ならばなぜ主人公と関係せず娘を出産するに至ったのか。謎が尽きない。
結局主人公は深雪嬢に想い人の姿を重ねつつも本人と混同せず同居人として付き合う、この選択は現実的で受け入れやすかったです。
とは言え続きがあるなら状況次第でどう変わっていくかは予想もつきませんがww
じっくりと読ませて頂きました。
作者からの返信
コメント頂き有難うございます。
亜香里視点の話も書いていたのですが削除しました。
この辺りの事については読んでいる方の想像力に委ねたいと考えたからです。
続きを綴る事があるとすれば雪弥と美雪の今後の話ですね。
といっても、同居し始めた二人の関係が恋愛に変わるというのが定番の流れだと思うので、このくらいのところで終わる方が想像力を刺激出来るのかなと考えました。
ありがちな設定だけど、文章や描写が良いので楽しく読めました。
一つだけ「あれ?」と思ったのがスマホの灯りをという部分です。
娘の年齢を考えると少なくても17年前ですが、この頃はまだスマホは無いですね。
ですので「携帯電話の灯り」の方が良いと思います。
作者からの返信
コメント頂き有難うございます。
そう言われればそうですね。
ご指摘有難うございます。
携帯電話に修正しました。