この世界について

人や魔物、獣人など摩訶不思議な生物達が存在するこの世界。


人はこの世界をこう呼ぶ。

"クラウディア"と。


クラウディアは三つの大陸と色んな海洋があり、その中でも人間が住んでいる大陸はこの世界で一番大きな大陸である。


その大陸は "シロネット" と呼ばれ、帝国ダンクールと王国クリストン、そして神国イズモの三つの国によって成り立っている。


そして二つ目に大きい大陸。そこには多種多様な魔物が存在し、とても人が住めるような大陸では無い。


激しい気候変動や、魔素が濃いため今の人間では勝てない強い魔物が出現しているためである。


その強い魔物を人はこう言う。

"魔王"と。


そして魔王が治めるこの大陸を、

"ヘルガ"と、人は呼ぶ。


こちらから仕掛けない限り、魔物達は襲ってこないためその点は安心である。


だが万が一、その大陸に迷い込んだら

………やめておこう。


そして一番小さな大陸。そこには獣人と呼ばれた魔物と人の血を継いでいる種族がおり、絶賛今、シロネットと協定を結んでいる最中である。


その大陸は"ヒューズ"と呼ばれている。


魔物の血を継いではいるがれっきとした人であり、知性も持っている。


協定を結んだ理由としては、ある者の提言があったためと言われている。


ヒューズは資源が豊富であり、また南に存在しているため、協定を結ぶ前にも貿易や観光などが盛んに行われていた。


さて、三つの大陸について説明したが、次はシロネットについてである。


シロネットは先程も言った通り、三つの国によって成り立っており、いずれもこの大陸の均衡を守っている。


しかし、昔は戦争が絶え間なく起こっていた。


今でこそ平和であるが、最近王国で、不穏な噂を聞く。


そのためこの均衡がいつ破られるのかは誰にもわからず、今日かもしれないし、明日明後日かもしれない。


だが、それを気にするよりは目の前にある問題を解決するのが大事なのではないのかと、この大陸に住む人たちはそんな強い考えを持っている。


そのためか、近々三つの国の代表同士で話し合うサミットが帝国で行われるらしい。


なんでも議題は分かりやすく言うと、いかにして三つの国を一つにするか、らしい。


この世界の時間は、一日30時間と決められており、朝6時を1日の始まりとしている。


また季節は5つあり、順に、

"春""夏"後夏こうか""秋""冬"と季節が進む。


そして、季節は方位で示すことがある。


春は、北刻のせつ〜東南東刻のせつ

夏は、南東刻のせつ〜南南西刻のせつ

後夏こうかは南西刻のせつ〜西南西刻のせつ

秋は西刻のせつと西北西刻のせつ

冬は北西刻のせつと北北西のせつ

と、この世界は春と夏が一番多い。


そのため天気は良好で、野菜など農作はとても育ちやすい土地が多いため、農家として生きていけるという人は多い。

(しかし、王国では育ちにくい土地がほとんどらしい……。)


だが、シロネットは北に位置する大陸のため、気温は低い。


そのため夏はともかく、春は長袖がちょうどいいくらいだ。


まあ、今ではある人物の発明によって、温暖な地域が多くなり、例年少なくなっていた降水量が多くなった。


さて、これだけ言えばわかるであろう。


(あれ?この世界平和じゃね?)と。


三つの国は上手くいけば、近い将来一つになるかもしれないし、この物語、つまんないんじゃないのか?と。


しかし、安心してほしい読者の諸君。


この物語を掻き乱すのは他でもない、主人公………







ではなく………







その生徒達である。




















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