全てが狂う、あの時までは...(裏)
─とある医師─
2xxx年xx月xx日、まぁつまるところの今日...奇妙な患者が送られて来た、いや、ある意味とても有名ではあった、情報系技術の先駆者、神触・N・
そして2日たった、いつもの日常を過ごしているとニュースであの神触博士が死んだと流れた、有り得ない...実験の事故死と言うがどう考えであの傷じゃ死にようがないし意識が戻って即実験など行うわけも無い、だが嘘にしても何故その様な事を?
─とある議員─
この国には天才がいる...神触博士だ、我が国の物価は上がる一方だったその時に彼が作り出した発明品を組み込んだものが売れ物価の上昇を抑えるどころか逆に安くしてしまった。彼には何千何万、下手をすればもっと多くの人の家計が救われただろう、そんな彼をこの国は捨てようとしている、何が超常現象だ、彼への恩を忘れたのか!有り得ない...
「〜であるからして神触博士の身柄については国連のh「いい加減にしてくれ!」...宮山議員、君の正義感が強いのは知っているが流石に今回はみn「あんた達は忘れたのか!?彼がいなかったら今も円安は続いてただろう!?彼がいたから1ドル200円なんて地獄が回避出来たしなんなら今は1ドル93円まで引き下がったんだ!なのになんだ?超常現象が少し起きるからってその恩人を、ましてや我々の守るべき国民の1人を本人の意思確認もなく、脅されてる訳でもなく、厄介事だからって渡りに船で国連に引き渡すのか!?」...言葉が過ぎるぞ宮山議員、これは議論では無い、決定事項の通達だ...君ならそう言うだろうともう身柄の引渡しは並行して進めている」
「なに?」
「...とまぁそういう事だ」
席を後にする他の議員達を目尻に私は怒りに囚われた...こんなのが本当に国のトップでいいのだろうか?
その数日後、ニュースで神触博士が死んだと報道があった、あまりにも白々しい虚偽の報道...この国の未来が潰える前に始めなくては...
先ずは体を鍛える、そして馬鹿な政治家をぶん殴る...訳の分からんやつや理解力のないクズもぶん殴る!
本家の方にもお願いしておくか...
─とあるテロリスト─
ふーん...あいつが死んだ?冗談キツイぜ、アレは殺しても死なねぇよ...デマに踊らされんのは馬鹿らしい、どーせ国連のクズかそれとも学会のクズのシナリオだろ?ぶっ壊しに行くか...
「あー、あー!あぁ、聞こえるか?俺だ、野郎ども、殲滅の用意をしな、大戦争おっぱじめようぜ!標的は国連の馬鹿ども...我らの蛍雪の友、神触博士が死んじまったらしい、どでかい戦火と鉄火を持って弔うとしよう、多分生きてっけど」
連絡は完了、久々に暴れるとしますかね...
「デッドロッキングシンジケートが表舞台にまたまた現れますよっと!」
「OKボス...そうだ、神触博士のラボにいたと言うやつがセーフハウスにこれを持ってきました」
控えていた長身の女が無線を置いた低身長の男に話しかけ手に持った封筒を渡す
「なんだこりゃ...おい、読めるか?なんて読むんだ?」
「そういえばボスは文字読めないんでしたね...偉い達筆ですね...なになに、えー『遺言状』...?」
渡された紙に目を通し最初に困惑したような声を漏らす女
「あー?遺言状だぁ?...あの天才何考えてやがる?」
「さぁ?読んでみれば多少わかるかもしれませんね」
「内容は?」
紙を女に渡し聞く男
「少し待ってください、達筆過ぎて解読困難です...えーっと...『これを読んでいるという事は助手君はちゃんと覚えていたようですね...多分私は死んでいないが身動きが取れない、または身動きしたくない状態にあると思います、何とかできるなら何とかしてください、後ないとは思いますが万が一、私が死んだら財産は全て孤児院へお願いしますね、追伸 あの暴力女がシスターまともにしてるってまじ何ですかね?知ってます?情報求む』ですって」
「...相変わらず文面だけだと全く印象違うよな...はぁ...」
そこに遺言のようなものはほぼなくあの食えない男が笑っている顔を幻視した男は疲れたように溜息を吐く
「てか何とかしてくださいってこっちは犯罪者集団ですよ?そんなの...」
「「どうやってもド派手になるな」」
「あいつがそれを理解してないとは思えない、だが動けないとなると...」
「表からは動けないやむを得ない事情が...?」
「まぁ、多分腹痛とかそこらじゃねーの?」
深く考えようとする女に男が自分の見解をぶつける
「...あぁ、そういう人でしたね、彼」
様々な武器に囲まれた部屋で身長の低い男と身長の高い女が呆れたように息を吐いた、そして
「まぁ、やるしかねぇんじゃねぇの?」
「まぁ、そうですね...全く、我が孤児院の麒麟児は人遣いが荒い...いや、ボスもなので孤児院の人間は人遣いが荒い...」
遠い目をする女
「そこまでじゃねぇよ?」
「この前1ギャングを1人だったじゃないですか!」
「お前ならよゆーだろ!?オンライン大会あったんだからしょうがねーよ」
「...しかも理由がゲーム何ですか!?」
「あれ?言ってなかったっけ?」
ここは荒野にあるセーフハウス(?)武器に囲まれた2人の気の知れたやり取りはいつも通り夜まで続いた
─とある自称正義の使者─
我が友が死んだ!?有り得ない...あ"り"え"な"い"!我を置いてその深淵からいでたる死の者の手を取るなど...は!?これは機関の情報操作!?
「セバス!セバース!!早く来なさい!」
「どうかなさいましたか?お嬢様」
「我が友が死んだと報じられているわ、不快よ、機関の情報操作よ、真実を調べなさい」
「お嬢様なら見破りそう仰せになるかと既に鼠を放っております」
え!?ほんとに嘘だったの!?...っは!?いえ、分かっていたわよ?
「流石ねセバス、やはり国連かしら?」
「えぇ、概ねお嬢様の考えている通りかと」
え?国連が犯人なの?私何も考えてないわよ!?ちょっと、セバス...詳細教えなさいよ...でもここで聞くには...あ、そうだわ
「セバス、貴方この盤面どう見るのかしら?」
「...お嬢様にとっても何か不可解な事があるようですね、お嬢様程ではありませんがわたくしの見解の方を述べさせていただきます、事件の起こりは〜(クソ長く詳細まで異様な精度であっていたので省略)〜の様に見ております」
え?なにそれ...いや、セバスが間違えた事ないし...とりあえず同意して、なんか適当言おう
「そうね、粗方同じよ、でも彼が拘束された程度で動けなくなるかしら?」
いや、動けないから拘束って言うのよね...流石に苦しかったかしら?
「...確かにあの神触博士がなんの対策もしてない訳が...まさかデッドロッキングシンジケート!?流石ですお嬢様!」
なんでシンジケートが出てくるのよぉ!?
「確か...この辺りだったわね」
適当に世界地図にダーツ投げとこ...
「あの辺は確か...荒野...?」
「この辺りじゃなかったかしら?」
「直ちに鼠を放ちます」
急いでセバスが退出する...こういう流れの時毎回これやらないと引き下がらないのよね...でも荒野に居るわけないじゃない!セバスの中で私はどうなってるのよ!
我が盟友よ...堕天せし我が翼が汝に救済を齎そう!
「そして敵には慈悲なきトドメを、我は正義の使者なのだから」
「...失礼します、お嬢様...紅茶をお持ち致しました」
「あらマリア、ちょうどいいところに...シンジケート宛の手紙に協力を申し出る旨を書くようにセバスに伝えておいてくれるかしら?」
「...シンジケートを懐に入れる気ですか?」
「彼らが神触と交わりしものならこちらの同胞よ」
「分かりました」
「えぇ、正義は見方により移ろうわ、でもこの世では私こそが正義なのよ、安心なさい」
「お嬢様、傲慢は身を滅ぼします」
「これは真実よ」
「...分かりました、私達も神触博士には大変お世話になっておりますし...伽ぐらいまでならば...」
「ちょ、ちょっと!?我が盟友の伴侶になるつもりなのかしら!?」
「例えの話です...それに私には...」
「あー、傷?そんなもの我が盟友が気にする訳が無いでしょう、見くびらないで頂戴」
「えぇ、そうですね...それでは後ほど茶請けの方も用意致します、いつも通り」
「いつも思うのだが紅茶冷めてから持ってきてくれないの?猫舌なの理解しているのは助かるんだけどその...」
「嫌です、それでは失礼しますね、正義の使者様」
「あ、ちょ、ま、マリア!?」
メイドに手玉に取られる正義の使者様、その背中はなんとも頼りないものだった。そんな彼女が財閥の実質的なトップなのも笑えない、大丈夫か?この世界
『我が信徒よ、おゆきなさい』
あ、ダメそう(諦)
─観測者達─
『ニュートラルディビジョンにアクセスを確認』
『驚愕、下等生物が我々の次元へ接続した?』
『蛙が池の夢を見るどころか池の外まで観測するか...』
『この男、危険』
『特異点か』
『だが接続したからには彼はこちら側だ』
『発狂しない保証は?』
『彼拘束されてる、可哀想』
『自由がないのは不自由だな』
『構文やめろ』
『しかし解せんな、彼は力を恐れないのはなぜだ?我々が怖くは無いのか?』
『いや、多分気を失ってるんだろうね、下敷きだよ?彼』
『肉体という枷は煩わしいことが多そうだな』
『体があると言うことは枷をかけている状態なのです、彼も時期にこの次元へ到達するでしょう...1度は無理矢理こじ開けたのですから』
『放してくれ!』
『解き放てぇ!』
『暴力!』
『破壊!』
『創世!』
『こいつらは相変わらずだな』
『まぁじで煩いぞ、少し黙れ』
『大尉もあまり変わらないような』
『言うじゃないか中尉...』
『君達はアレだよ、同族嫌悪?』
『モニク、貴様ァ!?』
『まぁ、気長に待ちなよ、彼は予想超えてくると思うよ、案外生身で力を制御したりしてね』
『私も同意見だ』
『...ノーマン?お前が高評価とはな』
『ふん、あいつは生身でニュートラルディビジョンへのアクセスを可能としたんだぞ?』
『...』
『確かにそうでありますな』
『おい、船越、なんて言ってんだそいつ』
『自分達にない才能に僻む馬鹿は見てて面白いと言っていたでありますな』
『『『はぁ?』』』
『......』
『え?そうだったのでありますか?それはすみまそーりーであります』
『.........』
『酷いであります!自分だってそこまでは言ってないでありますよ!?』
『............』
『もういいであります!自分は黙るであります!どうせあなたの言葉は誰にも届かないであります!ふん!』
『あ、おい船越...全くルーシー、俺たちにはわかんねぇけど言いすぎるなよ』
『...』
『はいはい、全くわからん』
『クソボケ老害ども』
『おい、今回は聞こえたぞルーシー!おい!』
『...』
『なるほどね、分からん...』
『理解不能』
『...なるほど、そういうロジックか』
『ノーマン分かったのか!?』
『恐らくだが彼女は...陰キャだ』
『なんだって!?』
『そんな!?どうにかならないですか!?』
『陰キャじゃねぇよ!』
『とまぁ、このように喋れるんだがただ単に声が小さい』
『ロジックでもなんでもねぇなぁ!?』
『そこで、だ...船越が出てくるんだが...モールス信号だ、あいつは元軍属、だから理解出来た』
『まずスパンが短すぎで長短が分からんぞ...』
『そいつは慣れろ』
『ふぁっきゅー!』
『そういえば煩いヤツらが見えんな』
『あいつらなら博士について行ってるよ、博士の周り歪んでこっちから若干干渉できるし』
『...は?』
『やつら、博士、ストーキング、なう』
『ばっっかじゃねぇの!?廃人にでもする気か?』
『あ、いや、なんか博士気にしてないっぽい』
『うっっっそだろお前!?』
『あ、いや、単純に気付いてなかっただk...マジかよ』
『どうした?』
『三馬鹿の適当言ってる奴だけで真理まで到達しやがった』
『は?』
『だから、真理到達した』
『んー???ほんとに人間か?スパコンよりやばいが?』
『しょーじき怪しいよね...』
『...』
『あー、いや...え?そんな事ある?』
『おや、博士、もう力の制御でき始めてる』
『もう新手のバケモンだろ...』
『まぁ、私達が言ってもブーメランなんだけどね』
『私達は真理ぃ!』
『力ぁ!』
『破壊ぃ!』
『筋肉ぅ!』
『煩いヤツらが帰って来やがった』
『博士、通信、切断、した 』
『は?』
『拒絶する程の出力が?どこから?』
『博士自身』
『ほんとに人間か?』
『暴力だ!暴力は全てを解決するぅ!!!』
『誰かマジにこいつらミュートしろ』
『星々が歌いかけてくるぅ!』
『聞こえるだろ、あの除夜の鐘が!』
『救済は既に訪れた!』
『私に続け!』
満天の星空に響く観測者達の声は本来誰も聞くことは無かった、だが、その空間にアクセスした者が現れ彼らは彼に興味を示した。与えた断片的な知識から結論を導き出した彼をこれからも見守り干渉するのだろう
『真実から目を背けても真実から逃れる事は出来ないんだよ、新入り...』
『『『もう逃れることは出来ない!』』』
『『『汝、目を背けることなかれ』』』
『背ければ破滅が向かってゆくぞ...』
今回名前出せないのと視点がごちゃごちゃしてしまいました、作者の実力不足です、せめて雰囲気だけでも伝わってくれれば幸いです。名前が出てない人たちと使用人、あと宮山議員などは後々登場します...議員と思考でお察しかもしれませんが宮山議員はあのスティーブン・アームストロング上院議員が元ネタの議員です、勿論中身は全く違いますが。どう違うのかは後の出番で出てきますのでお楽しみに...以上謝罪と蛇足でございました
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