第3話 ハーレムキングって何?

それから1年間にわたり、血のにじむような猛特訓が行われ、新たにチャクラを3つ開けることに成功した僕は、ダークにどんなスキルがもらえるのか聞いてみた。


「こちらがスキルの一覧になりますので、お好きなものをお選びください。」


わざわざなんでと思ってスキルブックを見ると、何百というスキルがそこに記載されていた。


「驚かれましたよね。私の淫邪神時代の特殊スキルの1つ、スキル収集家は、相手のスキルをコピーしてこのスキルブックに保存できるのです。ただ集めるのが好きなだけで使ったことは無いんですけどね。」


特殊スキルというワードが気になり、他の特殊スキルを強引に見せてもらったが、神器製造やら時間停止やら魔力ドレインやら魅了などの強力なスキルが何十個も書かれていた。


『よくこれで勇者たちは勝てたな。』


「ご主人よ、神が人間界に降臨すると、力が1/100に抑えられてしまうのですよ。その状態でスキルを使っても、ほとんどレジストされてしまって役に立たなかったのです。」


「なるほど、神にもいろいろ事情があるんだな。」


おしゃべりしていると、脳内にアナウンスが流れた。


100年ぶりに人類が5番目のチャクラを開けることができた記念に、スキルポイントを使って職業を変更できるようになりました。


スキルボードに現れた職業一覧を見ると100個くらいあったので抜粋してみた。


豪商 100P、大豪商 3000P、豪商キング10000P

豪農 100P、大豪農 3000P、豪農キング10000P

剣豪 100P、大剣豪 3000P、ソードキング10000P

性豪 100P、大性豪 3000P、ハーレムキング10000P

金持ち 100P、大金持ち 3000P、大富豪 10000P


どれも魅力的な職業ばかりで、どれに変更しょうか悩んでいたら、ダークがアドバイスしてくれた。


「ご主人、チャクラが開いた記念に2つ職業スキルを選べるみたいですよ。」


「キングを選べば王として建国できるし、大豪商とかは国御用達の大商店が用意されるし、100Pの方でもそれなりの達人になれますよ。」


「それなら、もともとの商人を生かして大豪商にして、あとは大金持ちがいいかな。じゃあその2つでお願いします。」


「あっ、ごめん、ご主人、ボタン押し間違えて違うの選んじゃった。」


「何押したのさ?」


「大金持ちと、ハーレムキングです。」


「もう取り消せないの?」


「取り消せないみたいです。」


「仕方がないか。勇者が君を倒してもらったポイントだから、文句を言えた義理でもないしね。」


「あと2つはどうしようかな。」


「主、あとの2つは、体力増強と忍耐がよろしいかと。」


「これがあればスムーズに事が運ぶと思われます。」


「じゃあ、おまかせでお願いするよ。」


「では、現世に戻る前に、どちらもスキルポイントを使ってマックスにあげておきましょう。」


僕はダークに言われるままに、385スキルポイント×2を使って体力増強と忍耐のスキルレベルがマックスになるようにスキルポイントをつぎ込んだ。


あれだけあったスキルポイントの残りが842になった。


脳内にアナウンスが流れる。


ハーレムキングの体力増強レベルが1になりました。この段階で身体能力が常人の2倍になりました。

ハーレムキングの体力増強レベルが2になりました。身体能力が常人の3倍になりました。

ハーレムキングの体力増強レベルが3になりました。身体能力が常人の4倍になりました。

ハーレムキングの体力増強レベルが4になりました。身体能力が常人の5倍になりました。

ハーレムキングの体力増強レベルが5になりました。身体能力が常人の6倍になりました。

ハーレムキングの体力増強レベルが6になりました。身体能力が常人の7倍になりました。精力、体力が自動回復されます

ハーレムキングの体力増強レベルが10になりました。身体能力が常人の11倍になりました。これで18時間性交稼働できます。


ハーレムキングの体力増強レベルがマックスになりました。身体能力がマックスになりました。これで24時間性交稼働でき、射精回数も無制限となります。

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