ムーンパレスに行きたい(ファミレスを享受せよ雑談)
先日「ファミレスを享受せよ」をクリアしました。
プレイ時間は4時間程度。他のゲームを遊んだ後の「ちょっと短いゲーム遊びたいなぁ」と思った時に良いゲームですね。
「ファミレスを享受せよ」は試験勉強に疲れた主人公が気晴らしに夜にファミレス「ムーンパレス」に立ち寄ったらそのファミレスに閉じ込められてしまったところから始まります。
そのファミレスには4人の住人がいて、それぞれ数千年単位でそこに過ごしています。
主人公は話題を手に入れて彼らと雑談をして脱出の鍵を見つけていくのが今作の目的です。
作中では「ムーンパレス」はドリンクバー以外に何もなくすぐ退屈を持てあますと言ってましたが、自分の好きなものを持ちこめたらすごく良い環境だなと思いました。
現代社会は時間に追われていて、時間のほとんどを仕事に費やされます。
だから自分の時間を持つことが難しく、常日頃「永遠の時間があればなぁ」と思うときがあります。
ムーンパレスは死ぬこともありませんし、時間は数千年単位であります。
何も無ければ退屈で死にそうですが、本を持ち込めれば今大量に積まれているものを消費できますし、充電できればゲームをしたりワープロソフトで小説を書いてもいいですよね。
作中では十年~百年かかるTRPGを遊ぶシーンがあり、めちゃくちゃ楽しそうだなと思いました。
こういう遊びを知っている人がいる人がいれば悠久の時間も楽しめそうですよね。
もし悠久の時間があれば長編物に手を出したいですね。
本であれば「狼と香辛料」の原作を読みたいですね。あれは現在でさえ20巻以上ある超大作で、現在の時間と体力だと一年に一冊読むのがやっとですね。
ゲームでも100時間超えるようなゲームにも手が出せますね。個人的に気になっているのが「ペルソナ5」や「ゼノブレイド2」あたりで、普段手が出せないゲームも時間さえあればできてしまう!
めちゃくちゃ「ムーンパレス」に行きたい!
まあこれは夢を語る話なので、マジレスすると「ムーンパレス」は本当に退屈なんでしょうね。
「四畳半神話体系」の四畳半地獄と違い他者が存在しているだけまだ孤独感は薄れますが、変化に乏しい「ムーンパレス」ではどんな娯楽もすぐ冷めてしまうかもしれません。
むしろ作中であった間違い探しの本の方がシンプルに熱中できていいのかもしれませんね。
多分大抵の人はガラスパンみたいに酒に酔って享楽的に過ごすようになるのでしょう。
ただ、やはり時間に追われる現代人はあの「ムーンパレス」の退屈さが羨ましいと感じるんですよね。
忙しさと退屈どちらがいいかなんて状況によるのでナンセンスな話ですが、人間無い物ねだりなので今の私は退屈を感じるほどの時間をもっとも欲しますね。
ああいうゆるい時間に触れることで少し余裕がでてくるので、今回「ファミレスを享受せよ」を遊んで良かったです。
正直ドリンクバーしかないファミレスに軟禁は嫌ですが、こういう時間に追われないゆるい空間に自由に行き来できたら最高ですね。
やっぱり私は「ムーンパレス」に行きたい。
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