加護
悪神獣と向き合った彼は、剣を構えて動かなかった。悪神獣が襲い掛かってきても動かなかった。だけどそれは彼の作戦。ぎりぎりまで引き付けてから必殺の一撃を確実に命中させるために。
彼に与えられた加護がそれを可能にする。相手の攻撃が届くよりも早く自分の攻撃が当たるんだ。どんなに遅れても、彼の攻撃の方が先に当たる。
だから彼が突き出した剣の切っ先も、悪神獣をしっかりと貫いてた。悪神獣の爪は彼には届かない。
どさりと地面に落ちた悪神獣は動かなくなって、それからみるみる土になって崩れていったんだ。
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