第4話 恐怖!!意味深プラ容器

前書き


いわゆる主人公無双物ではありません


ついでに今回は装狂演譜も登場しません


委員長回です



一人の科学者が夢見た世界


志半ばで潰えた理想郷




そうてんじ「なんでまいかい,せかいかん、せつめいしてるのー?」


リエ 「いや、今回から読み始めた人の為にさ?」


そうてんじ「ふつうは、1わからよむよ?ねたばれじゃん」


リエ 「遺伝子組み換え人間、AI高性能!クローン、


倫理観崩壊!! 広告まみれ!


    全人類総ネオニート!!」


そうてんじ「あはははは、ごりおししてる」


リエ   「どうしてこうなった」



ー通学路ー



今日も今日とてクラシックを流し航空ドローンで


蒼転寺さんを輸送する。


私の趣味で流している曲だが幼児退行した蒼転寺さんは


3秒もあれば姿が消える。そんな時は音で場所を判断するし


紐を取り付けて迷子にならないようにしているが、


彼女は年上で、私は年下だ。


緑髪のポニテで目元にホクロ。私よりほんのちょっとだけスタイルがいい


33-4とコメント書いたものはあとで職員室に来なさい



ーイクシア学園高等部2年教室ー



教室に着き蒼転寺さんを解放する。


そうてんじ「りえせんせー、みるく」


リエ   「私は先生でもないしミルクも出ません」


そうてんじ「じゃあ、いでんしくみかえて、でるようにしようか?」


リエ   「どんな教育したらこんな発想出てくるのよ?」


そうてんじ「あれ?でないや」


リエ   「そこお尻だし、あと私は胸のほうが2cmデカいのだ!!」


そうてんじ「りえせんせーこわい」




しまった、精神が子供の相手に見栄を張るとか人として失格だ


蒼転寺さんの鳴き声を聞きつけ、案の定委員長さんが駆け寄る。


委員長さんはショートの髪青色でクラス委員長兼生徒会副会長


副会長のほうが位は高い気がするが、2位じゃダメらしい


クラス委員の腕章で生徒会副会長の字を隠す程度には。




委員長さん「ほら、泣かないで、はいハンカチ」


そうてんじ「ありがとう、おねえちゃん♪」


委員長さん「お礼言えて偉いわね♪頭撫でてあげる」


そうてんじ「えへへー」




そういってハンカチを返す。よだれやら鼻水やらついているし


衛生面的によろしくない。覚醒した蒼転寺さんなら


洗って返すか、後日新品を渡すかの行動をとるはずだ。


しかし予想外なのは委員長さんだ。そのハンカチを


チャック付き袋に入れてプラ容器で封印した


おまけに日付も添えて。




委員長さん「このことは覚醒した蒼転寺さんに内緒ね♪」


リエ   「ふぁい」お手上げー




笑顔で空中をドンドンたたく動作で威嚇する委員長さん


いや、私が恐怖してるのはそのプラ容器何に使うのかだよ。


その日、巨大承認ボタンから


ドゴォという叫びが聞こえなかった


委員長さんのストレスが浄化されたのだろう 




授業が終わりホームルームとなる


委員長さんが私と蒼転寺さんを後で残るようにと説明し


今日の学び舎という名の裁判所は閉廷した



ー教室 放課後ー


リエ   「あの、今日のことで怒っているのでしょうか?」


委員長さん「年下と会話するときは相手と目線を合わせて、


      恐怖感を和らげることから始めなさいな」




う、そういえば委員長さんは座ってる蒼転寺さんに対して


腰を低くしてたっけ。妹さんを持つ長女だからこその発言である




蒼転寺さん「残念だけど怒られるようなことはしてないわ」


委員長さん「逆よ逆、リエさんの飛び級を私が祝おうと思って♪」


リエ   「それはどうも」


普段物に当たってる威圧感で誤解されがちだが委員長さんは


実はクラスメート思いなのだ




委員長さん「それで今度の休み、海にでもいかない?水鉄砲持ってさ♪」


蒼転寺さん「組長、あっしは何本のチxカ用意すればいいすんかねぇ?」


リエ   「今9月中盤ですよ、やのつく職業も禁止で。


      それと私はパス。気持ちだけ受け取っておきます」


委員長さん「ここまでは想定内。


     蒼転寺さん、リエさんの水着姿を


     カメラに写したくはありませんか?」


蒼転寺さん「、、、、、、、ふひぃ」




もうだめだ、お終いだぁ。がっくりとうなだれる私を置いておき


2人で同盟を結ぶ熱い握手が交わされた








約束の日、どうせ蒼転寺さんもいるのだからと私の家集合となった


正直朝の蒼転寺さんを公共機関に乗せる勇気はない


なんとしてでも覚醒まで時間を延ばせればさ、後はどうとでもなーれ♪




キキョウ 「お待たせー。リエ殿、蒼転寺殿おはよー」


委員長さん「ちょっと早いけど準備はできてる?」




2人が大げさな荷物を背負ってきた。サバイバルでもするのかな?


さてと始めますかーといった具合にスマホを取り出し


予定表の確認をしているようだ




今回は私の歓迎会ということで内容は知らない。


キキョウと蒼転寺さんと委員長さんが考えたプランとか想像したくない




引きこもり人間ぞ、私は。


週末にBBQウェ―イなんて世界の終末が来ても絶対しないタイプ。


そんなことを考えていると巨大な航空ドローンが飛んできた。


そして私の家にけん引し始めた




リエ   「まさかとは思うけど私の家ごと運ぶ気じゃ?」


委員長さん「蒼転寺さんから渡されたメモ見る?」






議題 どうすれば引きこもりのリエちゃんを海に連れて行けるか


結論 家ごとリエちゃんを輸送する




2500年9月18日


レポート提出者名 蒼転寺ラン




さて今回の主目的はリエちゃんを海に運ぶことである


だが彼女は手ごわい。故に我々はリエちゃんの予測を超えなければならない


本題に入ろう


私は当初よりリエちゃんの家を破壊し侵入する


ダイナミックエントリーをし続けた


修復という大義名分のもと輸送可能なように改造したのだ


これで彼女に逃げ場はない


私にできるのはここまでです。


後は頼みます




総括 イベントに参加しない人間ならば、拒否ができないように


   対策をすればいい。


   言ってしまえば善意の押し付けだ


   交通費を出したり、資金の一部を提供するといった具合だ


   いかにイベントに必要な人間であるかをアピールし


   引き込むかがカギだ。


   固定メンバーができると新規が参入しずらいので


   魅力的な報酬で釣るのだ。


   出来ないのであれば自浄作用のないゲームのサーバのように


   ギスギスが永遠と続くであろうことを


   警告し結びの文とする


   




リエ   「これさ、口調崩してるけどレポートじゃん」


委員長さん「真面目なんだよ。蒼転寺さんは」


そうてんじ「よんだー?」


委員長さん「蒼転寺ちゃん、トランプでもしよっか」




といって2人は私の家に侵入した。


そう!!私の家にね!!!




キキョウ 「うまいな、姉上は。このままテイクオフまでの


      時間を稼ぎつつ蒼転寺殿と遊ぶ口実を作った」


リエ   「心理戦なら私の負けね」




正直委員長さんなら蒼転寺さんを任せても安心だろう


いや不安だ。2人とも収集癖のあるヘンタイ。


蒼転寺さんがメイド服で私の家を掃除をしていた時もそうだった


リエ   「私の髪を集めてどうゆうつもり?藁人形にでも使う気?」


蒼転寺さん「この髪を束ねてな、かつらを作ろうと思ったのじゃ」


リエ   「羅x門じゃん!!!まあ悪意がないなら好きにすれば?」


蒼転寺さん「ありがたき幸せ、お代官様」




私の家なのに扉開けた途端邪気が広がった。いや、ダメでしょう!


委員長さん「トイレひとりで行ける?お姉ちゃんもついてこっか?」


そうてんじ「ひとりでいけるもん」


リエ   「ちょっとぉおお。委員長なにセクハラしてんすか、


      風紀委員より上の立場が風紀乱してどうすんのさ!!」


委員長さん「オイオイ、所詮は与えられた立場なんだよ、役職なんてさァ


      はめぇ外せるときに外さないと錆びちまう」


キキョウ 「流石姉御、アドリブでもなんとかできるアル」




そんなこんなで航空ドローンで運ばれる私の家


蒼転寺さんはまだ幼児退行モードながら「すごーい」と喜んでる


同一人物とは言え「君のせいだよ」なんてことは言えない






着いたのは南の島をモチーフとした海岸


いや9月の中盤なんで人はいないし海の家もない、、、。


あったよ海の家が!!私の家が海に!!!




あたりを見渡すと歴史的建造物が散見する


古代装狂演譜文明なる人型の石造


皆が読み飛ばしているであろう設定どうりに


電子広告が流れている


当然、海にも砂浜にも、果ては青空まで。


戦争は根絶したし、人類は働かなくていい。


でもよぉ、こんな世界で満足か?わたしゃ、いやだね。




リエ   「みんな!課金して広告オフするよ」


蒼転寺さん「リエちゃんにランドセルか、、、ありだね」


委員長さん「朝遊園地で、昼はカフェでチェス。


     夜は夜景の見えるホテルかぁ、いいなぁ」


キキョウ 「バトル用マキビシに手裏剣セットかぁ、


     くぅう、わかるってばよ」


この世界の広告はなまらすごい技術が使われて、


現実世界の同場所でも人によって違って見えるらしい




広告を解除した景色は絶景だった


まるで無人島に取り残されたかのように


無限に広がる海と空


日差しも多少マシになっているし。


例の兵器型石造も草花が宿っている。




そんなこんなしてると3人が集まってくる。


さあ水着に着替えるわよという委員長さん合図で私の家に入っていく


プライバシー仕事してよぉ




「隊長、着替え完了しました」


ビシっと敬礼した蒼転寺さんが委員長さんに報告する


蒼転寺さんは緑を基調としたフリルだが


ところどころ赤のアクセントが入っている。


そういえば手芸部だったから自作の疑惑がある




委員長さんは青ベースの競泳水着


せっかく海に来たんだから海に行こうぜを


体現した泳ぐこと前提の合理的な恰好


緑のサングラスで目が焼けるのを防いでいる




キキョウは紫主体のワンピース型、袖付き


私よりもスタイルがいいのに敢えて隠していく


謙虚な姿勢がグッド!


赤のサングラスを装備。




そして私の用意された水着は旧黒スク水である


胸にリエって書かれてるし


買ってきた水にぬれてもいいパーカーを着るとクレームが起きた


犯人が2名に絞られた




水鉄砲が配布され各々所定の位置に着く


私と蒼転寺さんのチームとリゾルート姉妹のチーム


装狂演譜と同じく長距離用一丁に中距離が2丁


サブアームは2本だが生身なので十分




蒼転寺さんはマントを装備。旗のような長物は危ないので没収した


銃自体中距離型の2丁だがマガジンが各所にマウントされている


何が始まるんです?第三次大戦だ。




開始時刻だが動きはない


仮想ペイント弾だから痛くはないが全員ゴーグルをしてる


目の保護は大事。私との約束だ!!




先に動いたのは姉妹だ


委員長さんが前衛でキキョウが後衛


というか委員長の装備は腕を包む巨大な義手?


スチームパンクで見るギミックありそうな業物2個


背中に巨大な水タンクが見える、、、


あのぉ、遊びにガチ兵装持ってこられましても、、、。




キキョウは反則すれすれ


ビート板だ。プールで泳げない人のための薄い板


恐らく盾のように使うのだろう


中距離用一丁と火力自体は出ないので回避重視か




まずは委員長さんを何とかしないと。


制限時間20分の内なら何度でもコンティニューできるルール


だからこそできる突撃戦法




ならばと長距離型で応戦するもあの腕が熱を発生させ


ペイント弾を霧散させる防御フィールドを展開


いや攻撃無効ってなんだよ。ロボット物でよくあるけどさぁ。


もう片方の腕で後方に水流を発生させて、推進力とするガチ仕様。




蒼転寺さんとキキョウはお互い硬直、、、いや攻め時を読んでいるのか。


ちがうな。2人で私たちの戦い見ながらラムネ飲んでるし。




リエ   「真面目に戦って蒼転寺さん」


蒼転寺さん「ええぃ。対戦相手の兵装は化け物か」


リエ   「化け物だから呼んだのよ、援軍をさ」




サブアームでリロードしつつ、横ではとてもすごいものを見たんだ


質量も持った胸部装甲で銃のマガジンリロードをしてる


一個発射されるたびに自動でマガジンが


横にスライドし胸部装甲に収納されていく


すごく手のこった自動装填マシーンを、、、。


蒼転寺式脅威のメカニズム




しかし委員長さんは止まらない。


近距離ではフィールドは貫通する。


ところどころ被弾こそしているが


決定打にならない




そしてカシャカシャと音を鳴らし変形していく


「有効射程距離、フルブラスト」


委員長さんの最大火力に蒼転寺さんが倒れる


例の腕は装甲板が開き排熱する。


私たちの惑星では絶滅したけど


これ男の子絶対好きなそうなやつだ!!!




あ、そういえばもう片腕ありましたっけ?


流石にフィールド形成と攻撃、移動手段は同時にできないようで


数発当てて私リスポーン




蒼転寺さんと作戦会議も平行線


蒼転寺さん「仮想ペイント弾の設定おかしくない?


      なんで長距離と短距離で火力同一なのよ!!」


リエ   「装狂演譜あれば代理戦争ができるのに、


      生身で戦う方がおかしいんだよ」


蒼転寺さん「水着回で視聴者サービス?」


リエ   「一応15cm級のホビーバトルものだからね、これ」




いや、無理でしょこの企画


ハンカチをプラ容器に詰めてる時点で朝放送できないだろうな




残り五分、委員長さんの攻略法は見つからないし、


     キキョウは姿を見せない


リエ   「例えばさフィールドが一定量のダメージ軽減だった場合、


      2人で4門の銃口で一斉攻撃すればいいんじゃ?」


根拠はある、遠距離一門では無傷だが、蒼転寺さんと連携しだしてから


攻撃は通っている




蒼転寺さん「1,まず銃ごとにリロード時間違うこと


      2,同時攻撃でなければ攻撃が無力化すること」




リエ   「流石の蒼転寺さんでも2人分の


      マルチタスクは無理そうだね」


蒼転寺さん「2人分は無理でも、私たちは2人よ


      私よりリエちゃんのほうが射撃うまいし、


      リエちゃんより私のほうが演算能力が高い」


リエ   「さらっと馬鹿にされた気がするけど、


      そうゆうことね。背中は預けたぞ相棒ってね☆」




ちょうど委員長さんが来た。双方ペイント弾の残量はフルチャージ


蒼転寺さんが手持ちの銃をサブアームに取り付け準備完了




リエ   「クリエリエ、フィーアサーカス作戦開始」


蒼転寺さん「蒼い嵐は時の転調、蒼転寺ラン、参る」


リエ   「その口上気に入ったのね?さあ化け物狩りだ」


委員長さん「化け物じゃないわ、委員長よ!!」


蒼転寺さん「化け物は失礼だよ、副会長殿♡」


委員長さん「委員長とよべえええ緑色おおおお」ドオオン


久々の床ドン




突っ込んでくる委員長さんの動きを見つつトリガーを引き続ける


そして蒼転寺さんが頃合いを見てリロードする


常に弾幕が展開するのは、


驚きが連続して続くサーカスのようなものだ。


委員長さん「4つの銃口なら、私の腕を2つとも防御に回せばいい


      射程圏内まで接近したら私の勝ち、さらばだ、赤毛と緑髪」


蒼転寺さん「それはどうかな?もし5本目があったとしたら?」


委員長さん「そんな都合よく、5本目があるわけないじゃない!」


フィーアはドイツ語で4、流石に両腕とサブアームで4つ持つのが限界


だけど!!!




蒼転寺さんのマントの裏に隠されし


5本目は最初に打ち消された遠距離型!!!




蒼転寺さんが移動を開始した。ちょうど挟み撃ちになるように。


こちらも詰めの一手なので残弾数を気にしながら打つ。


私側に両腕防御を回したら蒼転寺さんが背後から、


蒼転寺さん側に片腕防御をした瞬間私の火力が通る。


さらに仮に片方攻撃されても残りが仕留めればいい。




チェックメイトという前に委員長さんから降参の合図


強敵を倒した勢いに乗りキキョウを探しに行くところでタイムアップ




勝者のリゾルート姉妹は喧嘩をしてる。勝ったのに。


キキョウ 「ああ、拙者なら蒼転寺殿と別れた後リスポーン地点にいたよ?」


委員長さん「どうして助けに来なかったの?」


キキョウ 「姉上殿は蒼転寺殿との果し合いを望むのであろう?


      それを無下にはできまいて」


委員長さん「返す言葉もございません」




負けた罰ゲームとしてBBQの焼く係を押し付けられた


これから毎日肉を焼こうぜ。


まあ、スキを見て皿に盛るから食べれ無いということはない。


横に「ウマイ、ウマイ」といいながら肉焼いて、食べてる


マルチタスクの鬼がいる。素晴らしい食欲だ。肉はいいぞぉ




委員長さん「何、話って?」


リエ   「蒼転寺さんて私が飛び級する前からあんな感じでしたか?」


委員長さん「いいえ、5月の中盤まではおとなしくて


      私より優秀な模範的生徒でしたよ?


      クラス委員になるための最大の障壁とみていましたし。


      でも彼女は立候補しなかった。


      それが悔して、私が攻撃的になってしまって。」


リエ   「5月中盤、、、蒼転寺さんと手芸部で会った時、、、。」


委員長さん「なので私にすべての責任があります。


      憎んでくれてかまいません」




リエ   「多分だけどさ、蒼転寺さんは委員長さんが立候補すること


      予測してたんじゃないかな?


      自分のせいで委員長が落とされたら悲しむだろし」


委員長さん「それでも幼児退行の説明が、、、。」


リエ   「あなたの妹と張り合えるぐらいの鋼のメンタルの


      蒼転寺さんが傷つくとは思えない


      もっと別の、、、。例えば背中を預けられる人ができたから


      甘えたくなったとか、、、。」




委員長さん「リエさんあなたロマンチストですね。


      でも少しだけ楽になりました。ありがとう


      何故蒼転寺さんがあなたに入れ込むのか


      少しだけわかった気がします」


リエ   「褒めても何も出ませんよ?


      あと海に誘ってくれてありがとうございました」




深く一礼した後蒼転寺さんとキキョウのもとに駆け寄る


線香花火をしているようだ


秋に向かっているこの頃だが、季節関係なくきれいなものは


良いものだ




いつのまにやら眠ってしまいもう夜明けだ


2つの布団を4人で分け合う。とても狭いが心は満たされた


ちょっと時間早いしコンビニでなにか買おうかと外に出た時


絶望した。




私の家海じゃん!!!!


密です、密ですと叫びながら布団に入っている遅刻予備軍を


叩き起こす。状況説明および手配したドローンを待ちながら


クラシックを流す。




家が遠くにあって遅刻しましたと


正直に言う奇行だけは避けねばなるまい




後書き

リエ   「確かにタッパーにはプラモや工具入れるけどさぁ


     使用されたハンカチは・・・。」


委員長さん「この世界のプラ容器は特殊な処理が施されています


     ので、よいこのみんなは真似しないでね」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る