あの感触をもう一度

鈴ノ木 鈴ノ子

あのかんしょくをもういちど


 あれから…


 私たちは、なにを得て、なにを失ったのか。


 時間は有限だということを思い知らされている。


 もっとも、失ったものはなんだろうか…。


 深呼吸だろう。


 落ち着くための深呼吸、いや、心の深呼吸だ。


 旅、友人、仕事、家族etc…。


 癒されるべき場所で、何処引っ掛かるのだ…。


 閉塞感の中で私たちは生かされている。


 生きているのではない。


 生かされているのだ。


 それは、学び、食べ、寝て、仕事をこなし、生かされている世界だ。


 そろそろ、楔を外そう。


 箱の中の世界から抜け出そう。


 仮想世界が全てではない。


 現実世界と触れ合い、そして、挑む時が来た。


 生かされる世界から、生きる世界にシフトしよう。


 外に出て、自然の中で、深呼吸をしよう。


 旅先で、友人と、仕事仲間と、家族と、深呼吸をしながら、生きていこう。


 大丈夫だ。


 あなたは生かされる世界に問われているだけだ。


 踏み出して行け。


 歩みは遅くてもいい。


 歩みは早くてもいい。


 貴方らしく、貴女らしく、踏み出せばいい。


 その歩みが閉塞感を打ち消すだろう。


 1人でなくていい。


 誰かを頼ればいい。


 頼ることを恥じるな、悩むな、卑屈になるな。


 頼りから、便りから、言葉ことは始まる。


 その先に心の深呼吸を見つけて、安寧を獲れたなら。


 次は頼られてやればいい。


 その優しいバトンが受け継がれて、流れていくのなら。


 閉塞感を打ち破り、やがて、生きることを感じる深呼吸で満たされるだろう。

 


 

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あの感触をもう一度 鈴ノ木 鈴ノ子 @suzunokisuzunoki

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