6.秀才のみている世界

 問題を解くのが楽しい。そんな人もいるよね。

 志望校とかA判定とかどうでもよくて、

 ただ問題を解いているのが楽しい人もいる。


 まったく勉強していないと言っているのに、

 テストにすると85から95点取れる人とか。

 

 彼らは日常で学んでいる。

 道路標識を見れば意味を考えるし、広告を見れば答えを考えている。

 それが楽しいらしい。

 理解できないけれども、楽しいだろうな。

 私だってほんのちょっとだけなら。

 ほんの一分野ならその楽しみがわかるようになった。


 頭のいい人はどんな景色が広がっているのだろうか?

 凡人には秀才の世界をほんの少しだけ見ることがある。


 血反吐をはくほどに努力して頑張った後でだが。

 秀才の上にもまだたくさんの人が存在する。

 その人たちの目にはいったいどんな世界が広がっているのだろう?

 

 凡人にはその先の世界を見ることも想像すら及ばない。

 人の視界を一日でいいから覗けたらいいのにな。

そうしたら文字にでもできるのにな。とても残念だ。

 END




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