第6話 スキル
ローリエが起きてから、今日は街の外で薬草や
「ローリエの『
「どうだろう? 採集スポットに近づいたらやってみるね」
街を出て、そのようなことを話しながら、昨日の丘を通りすぎて、雑木林のような場所についた。
ローリエは立ち止まって目を瞑り集中する。『
「こっちに反応があるわ」
「意外とスキルって簡単に使えるのかな?」
「うーん。もっと自然に使えないといけないんじゃないかな。それこそ息をするみたいに」
「そっか。もっと慣れないとだね」
ローリエの言う方角へ二人で進むと、たしかにそれらしき
「よし、採っちゃおう」
そう言って私は
「あ、それは……」
「え? ……ァ!」
ローリエが何か言いかけたが遅かった。私は体が痺れるのを感じながらしゃがみこむ。もしかして
「はやく『
「くッ……。『
脂汗をにじませながら『
「危なかったー。どうなることかと思ったよ。『
「サフラン、慌てすぎだよ! 私が見つけたのは
たしかに
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます