第7話 オシドリフウフ

瑠々「ねぇ一樹、無視してないで、昔みたいじゃない、こうやって一緒に帰るの」


一樹「.........」


こういう時はスマホを見ろ!ダメだ彼女とは話せないし、何をされるか

(かーずーきー?)


どうしようか

(無視しないでよー)


逃げるか?

(んー!)


「てい!」


一樹「おい僕のスマホを!」


瑠々「やっと、見てくれた」


瑠々「ねぇなんでそんな離れるの?

能力者って、いうのを知ってるだけよね?命の恩人よ?あなたは国にチクるなんてないわ!」


一樹「それでも、見ただろ?朝のニュース」


瑠々「......あなたのような女の子のことよね」


瑠々「それがどうしたの?ねぇ、あなたではないのよ?発覚したのは」


そんなことはわかってるさ


瑠々「そんな、思い詰めなくたって」


これは僕を守るタラレバ


色麻「思い詰めない?バレたんだ僕以外の子が、彼女だって悩んでいたのかもしれない、軍事利用されるんじゃないかって、人生について悩んでいたんだ!彼女はバレた、僕はたまたまバレなかった!でも瑠々。君は知っているんだ!」


僕の言ってることは守事


瑠々「そうだけど!でも疎遠になんて」


だから


色麻「僕だって悪かったとは思ってるよ!でもこうするしかないんだ!瑠々、知っているだろう?日本は、まだ能力者の影を追ってるんだよ!」


ここまで言わないと


瑠々「.....」


色麻「懸賞金だって、賭けられてる」


20億だ


色麻「特集だって組まれてる」


毎日のように流れている


色麻「いつバレるかわからない」


事実バレかけた


瑠々「........」


瑠々「ごめん」


ごめんは


色麻「........」


やめてくれよ


僕は不器用だ、巻き込むだろ?今まで通りに過ごしてたら、バレた時に、住之江にすらばらしてないんだ、もう戻れない。

だから戻らない。


瑠々、ごめん。


瑠々「それでも無理だよ」


色麻「無理って?」


瑠々「助けてくれた王子様だもん、一樹は」


色麻「僕が王子様?あまりに滑稽な話だね」


瑠々「いーや、王子様だね、私を助けてくれた王子様」


だって助けてくれたもん


色麻「だからって信用できない」


信用出来なくたって今は良い


瑠々「これからでしょ?」


色麻「僕は君を」


""拒絶し続けた"


そうだね、拒絶されたね、悲しかったよ。


でも


瑠々「私は私の恋心を信じることにするんだ、蘇生してくれた、助けてくれた、一樹のことが、大好き」


これが私の本心だから。


瑠々「だから!」色麻「ぃや!いい。」


色麻「それ以上、言われたら僕を肯定できなくなる。」


好かれてるのは有難いんだ。


瑠々「いや、待って一樹....」


歴史が語るんだ。論文が示してるんだ。


色麻「」


瑠々「待って!」


でも少し心を許してもいいかもしれない。


だから


色麻「またお友達からでも良いかな?」


それなら


瑠々「....うん//!」





-------------


後日談というか、少しあとの話。




色麻「たっだいま〜っと」


衝撃というかこんなことになるなんてな、ある意味久しぶりに感情というか、パトスを感じた。

ただ、これはどうしようかな。


祈里「クソ兄貴」


それは久しい声だった。


祈里「一旦」


胸ぐらを掴まれた。

それも思ったよりチカラ強く


ドッッッッン!!


色麻「急になんだ!って痛ってぇ!」


久しぶりの扱いがこれか


祈里「クソ兄貴、はいかいいえで答えて、ほかの答えは許さないから」


色麻「なんだよ」


祈里「瑠々さんから、告白をされた?」


色麻「されて....」


ドッッッッン!?


祈里「はいかいいえ以外許さないって言ったよね」


女の子が出していい力じゃねぇ。腹パンされて、ここまで悶えたの初めてなんだが?!


祈里「どっちなの?」


色麻「はいっ」


祈里「ふーん?それで恋人にでもなったの?」


色麻「いいえ」


祈里「.......ならいいや、くれぐれも告白にポジティブに答えないでね。」


色麻「どういう事だ?」


祈里「腹立つもん、その女たち」


色麻「?」


どういうことだ?何がどうした?今日は厄日だ、とことんつくづく、


色麻「ちょっと口の中が、鉄臭いな」


ゆすぐか。











ねぇお兄ちゃん。拝啓お兄ちゃん、私が最初のお姫様でしょ?瑠々さんじゃないでしょ?祈里でしょ?能力者であっても、私の為に尽くしてくれないと、お姫様じゃないじゃん?

分かってるよ?こんなのが間違ってるなんて、

でも辞められないよ?大人の人が、タバコを吸って辞められないように。童貞が卒業をして、行為にハマってしまうように、私がハマったんです。お兄ちゃんを虐げて、私だけに能力を使って欲しい!私のお兄ちゃん?









狂気は人を支配するが、他人にも及ぼす。

妹の狂気を一樹は受け止め切れるのか、




----------------

プロローグを書き終わりました。


テキトーに書いてたんで、最初と今話では書き方が違うと思います。

次から第1章です。


妹の秘密と、一樹の能力について、掘り下げていきます。


アメリカの方々はのちのち出ます。


そして、瑠々ちゃん、住之江くん、の他に同級生は出ますし、


日常編も書くと思います。


本編が戦闘と恋愛と掘り下げ


日常編はまじでテキトーに掘り下げます。


改変も特にしないので、気長に見てください!


受験期でもあるので、多分少しずつやるかな?


ゼロコードを今後もよろしくお願いします!


ゼロコードについても、一応名前の由来もあります。


今後の話ですけど。



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