第2話

世界に何人と能力者がいるだろうか。1人?

2人?もしくは数十人?

答えは誰も知らない。


色麻「もちろん僕だって知らないさ」


住之江「色麻って何でも知ってそうじゃん?」


色麻「どんなイメージだよ....」


とんだイメージである。

この男住之江晴斗は、妙なところで勘が良い男だ。

急に


住之江「色麻が能力者じゃね?」だの


住之江「実は身近にいそうじゃね。」だの


住之江「牛丼食いてぇなあ」...間違えた。

回想でミスるってあんまないだろ。

最近寝てないからかな。

能力じゃどうしようもないから、やっぱ寝た方が良いのかな、マシンガンマンのアニメあるから寝たくないんだけど。



話は変わるが、性悪説という一つの考えを知っているだろうか。


人は生まれながらにして、悪である。


日本人には分からない倫理観だが、ヨーロッパ諸国ではこれらに近い価値観であり、愚かな面を神に許しを乞うことで救われるだのなんだの。

日本人は性善説に近い考えをもっているらしい。


住之江「まーた辛気臭い顔してさ?眉間にしわ寄せて。どしたん?」


色麻「なんでもないさ。」


住之江「どーしても色麻は、その怒りっぽい顔さえなければ、モテんのにな」


とんだ評価である、これでもスキンケアとか諸々しているのだが


色麻「よく言うよね、ホント」


この色麻、色恋沙汰には生まれてこの方縁がなく、孤独を貫いてきた。

能力を持っているのもあり、そもそも打ち明けずらいこと打ち明けずらいこと。


今2053年

超越戦争から21年の歳月が経った。

超越戦争とは、中国の台湾侵攻をきっかけに、始まった大戦争。

第3次世界大戦とも言われていたが、その名前が薄れる程超能力というものがこの戦争を終わらせてしまったのである。

日本とアメリカが共同軍事作戦として、東シナ海より、海上戦闘を繰り広げている時。

日本国内では超能力を持ったあの子供を軍事力し、戦争終結させろという。超越終結論という考えが広まり始めていた。それも無理はなく。中国の練られた作戦と効率の良い攻撃に、アメリカが苦戦していた事が、大きな要因であったからだ。

すぐさま軍事利用された、その子供にはその頃から感情を失いつつあったという。

戦争はすぐに終結した。

軍事利用されて、1週間と経たないうちに。



住之江「やっぱムズいな!令和史。赤点ですわ!これ」


色麻「知るか。暗記科目ほど、教えれねぇんだよ」


住之江「やっぱあいつかな!って放課後やし、もうおらんか」


僕と住之江は

M県立第一学院高校

という学校に進学している。

進学校だ。自称進学校ではないぞ?それは作者の母校だ。


何を言っているんだ僕は、なんだ作者って。


............,.................


場面は変わり。アメリカ ミルウォーキー


「アナシィ!あんた!?」


「お母さん!何これ!ごめん!?

止められないッ?!のっ!」


「辞めて!アナシ.._\;;|<<>"'$€」




「我が親愛なるアメリカ合衆国に超能力者が現れました!!素晴らしい力です!」


そこはある軍総司令部


「どのような力だね。」


厳格かつ、筋骨隆々な男が敷居の高い椅子に、朕が国家なりなんてくらいにふんぞり返っている


「あの日本の英雄である。あの子供と同じ能力である事が確認されています!」


「くくくっ,.,.,,,.,.ッアーッハッハ!!

成程、現れたか悪魔め。その超能力者はどこに。

ワシントンか?」


チリリ、チリリと電話がなる


「こんな時に、やかましい!」


電話は投げて、壊れてしまった


「それでどうだ?」


「ミルウォーキーであり、女です!」


「これは傑作じゃ!よもや儂の故郷とは、NBAでも久々にみたいの〜!ヤニスが恋しいぞい。」


ヤニスというのは、NBAの怪物である。

ちなみに作者はNBAが見れていない、ほとんどNBA童貞である


「どういたしますか。アルフィス軍事総司令官殿」


「もちろん軍事転用じゃ!ミルウォーキーでの事件は、事故でも超常現象でもなんでも良い!隠せ!」


机にヒビが入るのでは?という程の台パンから、アルフィスは高笑いをする


「くくくっ あー!楽しみじゃ、我がアメリカが今一度、世界の頂点に返り咲けるか」


アメリカの地位は、第三次世界大戦より日本から1歩遅れていた




故に

世界は恐怖する。

未来に恐怖する。

子供に恐怖する。

能力に恐怖する。

無知に恐怖する。

戦争に恐怖する。


ならばなぜ、再発するのか


学ばないほど


色麻「人間は愚かってことか。」


住之江「なんだよ!また変なこと言ってんなぁ?モテないぞー!俺と違ってなァー!」


うるさい!余計なお世話だな


色麻「モテようとしてないし。特段モテてないだろ?住之江は。」


マズイ、これは地雷を....


住之江「お前言ってはいけないことをいったナァー!?」


ヤカンが沸騰したかのように、住之江の顔は真っ赤になり


色麻「ちょ!?取っ組み合いすんな!?また制服汚れるだろ!」


住之江「うるせぇ!お前はまたそうやってなぁ!」


こんな平和が続けばな


なんて


日常が奪われ、平和が堕ちるのが、


こんなにも怖いなんて




????「色麻くん.....,」


この物語は進んでいく


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