第3話 運命?の出会い

朝起きた俺は昨日のあれが現実か嘘かよく分からずにいた

そんな俺に昨日のは現実だと認識させたのはテーブルの上にある100万、昨日のことは現実だったのだと昨日のことを思い出させるする


そしてもう一つ思い出したことがある

会社に辞表を出しに行くこと

だが大体の人はこう考えるだろう

もし無の話が嘘だったらどうするのかと

もしあの話が嘘で俺みたいな人を騙しているのだとすれば騙された人の大体は職を無くしてしまう

けど俺は嘘でも本当でもどっちでも良かった

近々もう終わりにする気だったので俺からすれば100万もらえた、ラッキーくらいの気持ちだった


その後俺は会社に行きしっかり辞めてきた

会社の人には不思議がられた

それは当たり前だ、大学を卒業し2年ほど経っている卒業後すぐにこの会社に入ったので2年ほど働いていた事になる

仕事は周りから見ればできる方だったのだと思う

やめないでくれとも言われた

けどやりたいことができたと言ってやめてきた

もうこの社会に俺の居場所はない

そう考えると不思議と良い気持ちになった

鳥のように自分の力だけでどこまでも羽ばたいて行けるような気持ちにもなった


とても気分が良かったので朝ごはんを食べて帰ることにした、前までは食なんてどうでも良かった、

よく食を楽しみ生きてますなんて冗談のような感じで言う人がいるが、世の中にはその食さえも楽しくない俺みたいなやつもいる

けどそれは以前までの話

残りの寿命1ヶ月

そう理解してから世界のありとあらゆる美味しいものが食べたくて仕方なかった

今日はおしゃれにカフェに行くことにした

人生で片手で足りるほどしか行ったことがなかった

しかもそれは誰かの付き合い

自分で決めて行くことは初めてだったのでカフェまで行く道がとても楽しかった


朝の9時くらいにカフェについた

その中では多くの人がスーツだった

多分これから会社なんだろう

心のなかで俺は会社辞めたぜという謎の勝利感のようなものがあった

空いている席を探しているとき謎の視線を感じた

気になりその方向を見ると女の人がこっちを見ている、俺はその相手が誰だかすぐにわかった

相手は俺と目があったことがきっかけかどうか分からないけどこっちに近づいてきた

そして声をかけられた


「久しぶり秋風」


「久しぶり」


そう声をかけてきたこの相手は

俺が高校時代好きだった相手だった

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