第2話 感想サービスと壁打ち体験~6期開始~

 創作意欲に火をつけられたけど、実生活の仕事の拘束がなくなるわけではなく、うまく時間を使いこなせなかった5期は、作品をほとんど仕上げることができなかった。

 学生時代から物語を書くことが呼吸をするくらい当たり前だった私は、社会人になって創作できない言い訳ばかりしていた。どうしても小説を書き続けていきたいと言う気持ちが捨てきれずにいる中で、「書くを加速する」がコンセプトのコミュニティ。


 オンラインサロンなどの利用が初めてだったので、金額も以前小説添削講座を受けたものよりも格段に安い(三か月で冒頭一万文字の感想を月2本または、プロット1,000文字2本となっている。期間内であれば10万文字の作品のさ感想を一作のみみてもらえる)

 初めて感想サービスを利用する時に、どのくらいのフィードバッグが返ってくるのか分からなくて、毎日ソワソワしていた。



 私が見てもらった作品は、高校時代に書いたものと公募に出して落選したものだった。

 冒頭一万文字を読んでもらうことにより、どれくらいの欠点が自分にあるのかを知りたく提出しました。

 比べてはいけないのかもししれないですが、以前受けた小説講座で頭ごなしに否定をされた記憶があったのですが、コミュニティの感想サービスは例えとても拙い作品であれど、その作品の中の良いところを上げてくれる。そしてその良いところを伸ばすための改善点を教えてくれるイメージである。

 作品の序章部分に必要な情報の入れ方などを私の場合は教えてもらった。

 拙い理由、冒頭一万文字の中に入れなければならない情報は多くあり、それが抜けてしまうとコンテストに通らないよなどなど。

 自分では分からなかった作品の書き方の癖もわかった感想サービス。

 基本的に褒めてくれるスタンスなので、感想を出す時は「この点を見てほしい」な   どの具体的に感想として欲しい面を申し込み時に伝えておくといい。

 そうすれば、重点的に自分の弱点がわかる。


追加のオプションで壁打ち


 壁打ち・・・編集者さんと1時間ミッチリ作品についてお話ができる。

 最初にフォーマットを記入することになり、私は考えたネタ(プロット)を提出して、その作品をどのように展開させていけばいいかアドバイスを求めた。音声でリアルタイムでレスポンスを頂けて、自分の考えをぶつけて直ぐに返事がもらえるという、貴重な体験をした。


 作品を作るうえで自分が思っているコンセプトの見せ方とは別の方向にしてみるべき。へずることの大切さ、見せ方のコツを教えてもらいました。

 自分自身の作品作風が分からず、どこに公募を出すべきかも悩んでいたのですが壁打ちで作品を見てもらうことにより書き方の癖なども教えてもらえた。



 また、今までは「プロット」を作らずに創作をしていましたが、ストーリーの軸をブレないものにするためには書いていた方がいいと教えてもらった。

 書き方はそれぞれなのではあっても、公募に出す時なども概要を書くときの参考になると教えてもらった。あらすじは物語の小さな地図。それを書けなければ大きな地図は書けるはずがないと、身に沁みて分かった。


 個人的に6期は短期間で一番作品を書き上げた。「オタペン杯」というオタクペンギン(社長)が主催しているコンテストに2作、下克上コンテスト(どこかのコンテストに落ちた作品が応募対象)に応募。

 結果はもちろん玉砕だが、コミュニティに入っていなければチャレンジしようと思わなかった。毎日誰かが創作に向き合っているのを肌に感じていると自分も頑張って創作していこうと思えた。そんな三カ月。


次回、まとめです。三カ月利用した感想をつらつらと。

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