第11話
事件の翌朝のことであった。
かずひこは、いつも通りに職場に出勤したあと仕事の準備をしていた。
朝8時55分頃のことであった。
かずひこから解雇を告げられた派遣社員の女性が出勤していなかった。
かずひこは、ものすごく心配そうな表情で従業員さんたちに言うた。
「あれ、(派遣社員の女性)さんは?」
「えっ?」
「(派遣社員の女性)さんはどうしたのかなと聞いているのだ!?」
かずひこは、ものすごく怒った声で言うた。
この時、男性従業員さんがかずひこに対してむぞうさにふうとうを差し出した後、席に戻った。
かずひこは、よりし烈な怒りを込めて男性従業員さんに言うた。
「辞表…なんや一体これは!!ワシに対してのあてつけか!?」
かずひこは、派遣社員の女性からの辞表をみた後、破り捨てた。
男性従業員さんは、かずひこに対してよりきつい声で言うた。
「課長、自分のつらを鏡に写してよぉにみたらどうッスか?」
「オドレふざけやがって!!ワーッ!!」
ブチ切れたかずひこは、経理の男性従業員さんにこめかみを殴った後、し烈な暴行を加えた。
かずひこは、全従業員さんたち殴るけるの暴行を加えたあと職場を飛び出した。
その後、かずひこは中心部にあるパチンコ店へ行った。
そしてその日の夜のことであった。
かずひこは、おじからの電話で大工町の居酒屋へ来てほしいと言われた。
かずひこは、シブシブとした表情で居酒屋へ行った。
ところ変わって、大工町のライオン通り(アーケード街)にある居酒屋の奥座敷にて…
奥座敷のテーブルの上には、料理10点とソフトドリンク3種類がたくさん置かれていた。
奥座敷には、かずひこのおじと寮に抵抗をつづけていた男子生徒6人がいた。
かずひこは、到着するなりおじに対して怒った声で言うた。
「おじさま!!もうええかげんにしてください!!このままでは彼らは本当にダメになるのですよ!!」
「かずひこの言い分はよくわかってるよぉ…だけど、このこたちは寮に強いフマンを持っているんだよぉ…」
「おじさま!!」
「かずひこ、このこたちをこらえたってーな…このこたちは、すむところがないんだよぉ…お前はこのこたちがかわいそうだとは思わんのか?」
おじに泣きつかれたかずひこは、シブシブとした表情でセット料金を払いに行くと言うた。
男子生徒たち6人は『やったー』と言うておおよろこびした。
かずひこのおじは、6人の男子生徒たちに『寮の暮らしがイヤやと言うならイヤでかまん。』と言うて甘やかしまくった…
それが原因で、男子生徒たち6人はさらにチョーシにのったようだ。
その頃であった。
寮の食堂では寮生たちがとん汁を食べていた。
彼らは『水っぽいおつゆはイヤや…』と言うていたが、実際はそうではなかった。
寮の食事は、きちんと味付けができていた。
寮生たちは『毎日の食事がおいしいおいしい…』と言うていた。
…と言うことは…
彼らは、とんだ思い違いをしていたようであった。
頭にきた世話人さんたちは、寮を抜け出した6人の男子生徒たちの分を作るのをやめた。
それから7~8時間後のことであった。
寮生の男子生徒たち6人は、恐ろしい事件に巻き込まれて行くのであった。
日付が変わって、深夜4時頃であった。
彼ら6人は、かずひことかずひこのおじや周囲の大人たちがみていないのをいいことに、アルコール類を大量に注文した。
この店の閉店時間は、深夜3時であった。
それにも関わらず、彼ら6人は浴びるようにごくごくとのみまくった。
そして、深夜4時40分頃…
恐ろしい事件が発生した。
店員さんは、彼らがいる奥座敷にやって来た。
「お客さんたち…寮の先生が心配して来てくださったよ。」
店員さんが奥座敷に入った時であった。
彼ら6人は、床に寝そべっていた。
店員さんが彼ら6人に近づいた時であった。
6人の呼吸は、完全に止まっていた。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
店員さんは、強烈な叫び声をあげた。
彼ら6人は、急性心不全で亡くなった。
それから数十分後であった。
店の前に香川県警の車両20台が到着した。
現場は、キンパクした空気に包まれた。
この事件は、テレビの朝のニュースワイド番組のトップで報じられた…
また、民放の朝のワイドショー番組は大工町の居酒屋で発生した事件のニュースだけが伝えられたので予定が変更された。
学校の敷地内に、報道機関各社の記者が一斉になだれ込んだ。
全国ニュースのトップで報じられたことが原因で、学校の運営は無期限停止となった。
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