第2話 一枚の手紙

【拝啓爆弾魔様へ、私の父は国会議員の司書をやっていたのですが、そこでとある国会議員にひどいイジメを受け自殺をしました。どうか父の敵を取って頂けないでしょうか? お金は一千万用意使用してありますのでどうかよろしくおねがいします、同意していただける場合は明日の12;00に入り口に同封した赤いハンカチを入り口にさげておいてください。どうかよろしくお願いいたします】

と言った内容の手紙が誰も知らない地下部屋に送られてきた、消印もないので自らやって来たことになる。四人はどこでバレた?と考えるがどこでバレたのか全然検討がつかなかったが元自衛官の携帯がなった。

「隊長どうしましたか?」


「手紙がそっちに行ったろ」


「はい、来てます」


「実はその手紙書いたの俺の妹なんだ」

「俺からもお願いしたい」


「返答は少し待ってくれませんか?仲間とも相談するので」


「わかった」と言って電話が切れた。

元自自衛隊が経緯を話し始めた、手紙を持ってきたのは自衛隊時代の上司の妹で父親が国会議員の秘書をやっていたが、義委員の裏金問題は発覚して矢面に出されたという、先輩がいうには父親は親父は裏金のうの文字も知らなかったという、周りに詰められ父親は自殺を図ったという、妹は何回もその義委員のところへ足を運んだが取り合ってくれなかったという、そこで国会議事堂の爆発を思いついたという、妹は他の議員にも働きかけたがなにもしてくれなかったという、新聞や雑誌は父親の言い逃れ自殺だと書かれたりしていた。四人は考えた、確かにこれが本当ならひどい話だがどうやって国会議事堂に侵入するのかが問題だった。国会議事堂ではなく議委員会館であれば簡単に入れることがわかった。議委員会館には支援者がくることもあるのでセキュリティーがそこまで厳しくないことがわかった。

四人の考えは一緒だった、議委員会館を爆破させようとなった。

元自衛官は上司に電話をして決行することを伝えると上司は「本当か」と喜んだ、着手金で500万、明日の12:00に玄関前に置いて置くという手はずになった。四人はお金なんていらないと言ったがそれだと示しがつかないから受け取ってくれという話だった。元上司は今の地位で爆破には参加が出来ないので「頼む」といって電話を切った。 「おじいちゃん今回出番かもしれんな、選挙の応援だって言って100万円と一緒に爆弾もっててやれ」というと「やっとワシの出番じゃな」とおじいちゃんは喜んだ。

元自衛官は爆弾作りに入った、爆弾は一日あれば爆弾は完成する。明後日菓子折りとして国会議員の所へもっていくことになった。

元自衛官が爆弾を完成した頃おじいちゃんは支援者になりすまし、議委員会館へ向かい、目的の議委員の部屋には簡単にはいれたので何も言わずに菓子折りをおいて「これどうぞ」というと「遠慮なく」と言って議員は菓子折りを秘書に渡した。

「今日は何事ですか?」


「今日は私の息子を出馬させたくてな、力になってくれないか」


「そんなこと、やらせて頂きます」といって手を握り合っておじいちゃんが部屋を後にした、30分後議員の部屋は爆発し議員とその場にいた秘書官は死亡した。

議員会館はボヤを起こしたが目的の議員と秘書以外の怪我人が出ることはなかった。

翌日残りの500万円と朝刊とともに置かれていた、朝刊には昨日の爆破事件が一面に載っていた。大騒ぎになっているが四人には関係ないことだった。

四人は絶対に見つからないという自信があったのでどんな事が書かれてようが気にすることはなかった。四人はガッツポーズをしていたら次の依頼がやって来た。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る