依頼の多い爆弾魔
興梠司
第1話 第一の犯行
【速報】16:42 中山小学校が爆発
地下に潜ってる四人は大歓声を上げた、自分たちのお手性の爆弾が見事に爆発をした、死者二人、怪我人7人の事件となった。事件の前日に四人は犯行声明を中山小学校に送っていたが中山小学校の校長は「こんなのいたずらに決まってる」と言って警察に被害届すら出さずに死者二人のうちの一人になってしまった。腰巾着の教頭も知り合いの警察官に相談はしたものの「大事にはしないでくれといい」警備が強くなることもなく、死者二人のうちの一人になってしまった。怪我人は先生のみで生徒が怪我をすることはなかった。
四人は生徒に怪我人が居ないことに安堵した、四人のターゲットは校長と教頭の二人だった。四人のうちの一人の娘が校長と教頭のいじめの隠蔽で自殺をしていた。
自殺をした後も「いじめはなかった」と突き通したが同じクラスの何人かが勇気を持って「このクラスにはいじめがありました」と声を上げ、テレビの取材なども学校に来たが、二人は一向に認めることはなかった。
旧友の一人が「その学校を爆破すれば良いんじゃないか?」と言った、最初は冗談に話だと思って聞いていたが自衛隊あがりのそいつは爆弾の解体もできれば、爆弾も作ることも余裕だと言い出した。
「その学校が憎いんだろ、なら一掃爆破さしちまえばいいんだよ」というと後の二人も便乗してきて、翌日には三人は会社を辞めた。
「後はお前の覚悟だけだ」と言われ会社に辞表を出し、妻に離婚届を渡した。
妻だけには今回のことを話しておこうと思い話したが妻は「私にもやらせて」と「お前はダメだ、この家を守ってくれ、娘と過ごした家が無くなるのは勘弁ならない」と言って妻を説得させ妻は家に残ることになった。妻は今回の件を聞いたらどう思うだろうとふと思った、憎き二人が亡くなってどうおもってるんだろうかとふと思った。
誰かが次の標的は「教育委員会じゃないか」と言い出した。
教育委員会は「あの子の自殺はいじめで自殺したんです」と言っても取り合ってくれることはなかった。「学校に任せてあるんで」の一点張りで何もしてくれることはなかった。第三者委員会ができたのも生徒たちが声を上げてくれた三ヶ月後に第三者委員会ができいじめがあったと認定された、三人が「そうだ教育委員会も爆破しようぜ」と乗り気になっていた。
爆弾は2日あれば完成した、次の日に爆弾を設置した。
【フツカゴ二バクダンヲセットシタ、コノタテモノヲハバクハスル】というメッセージを教育委員会に送りつけた。送り付けられた教育委員会は慌てふためいている、警察に連絡したところで爆弾は見つかることはない、爆弾処理班が教育委員会のビルに訪れたが爆弾班は爆弾を見つけることはできなかった。
2日後予告通り爆破した、怪我人も死人もでなかった、それが四人目的だった。今回の爆破は怪我人を出すために爆破をしたわけではない。あくまでも脅しのつもりでトイレだけ爆発させた、その時間に人は居なかった 今回の事件を改めて欲しかっただけで死人を出さないような小型爆弾を設置し当日に爆破させた。
この事件は警察の失態だと週刊誌や新聞などがネガキャンをはじめたが四人には関係のない話だった、四人の目的はこれにて終了するはずだったが地下に潜っていた四人に一枚の紙が届いた。
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