第33話 要は、切り口。
一見特殊な世界を描いているように見えても、その実、描かれていることはどこでもありそうなこと。
あるいはその逆で、一見どこでもありそうなことだけど、それが案外、普通な状況とはいえないこと。
そのどちらから攻めて(!)いくかで、作品の雰囲気って、変わるものね。
この「太陽の子」ってのは、状況的には、今の人らから見れば特殊、はたまた、言われている1945年当時の人らから見ても、今の私らから見たとは違った意味ではあるけど、やっぱり、「特殊」と言える状況下の出来事を描いております。
だけど、結局描かれているのは、何だろう。
よく見ると、いつの時代のどんな場所でもあるテーマに、行き着くわけね。
要はね、それは「切り口」の問題ってわけよ。
私はいわゆる「ラノベ」なるジャンルのものは基本的に読まない。
ただ、素人レベルの感覚として、「異世界」とか何とか、そういうのが多いらしいなという程度の認識がある程度よ。
でも、こちらあたりで知った作品をたまに目を通す程度に読むことはありますのでね、読んでみますけど、どんな世界観のどんな場所にしても、そこでの「日常」というものは、私たちの普段の生活と同じで、淡々とした、どこにでもあるような動きに集約されてくるのよね。
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