どちらもが描かねばならないのは、何か?
第31話 わしらが、描かねばならぬもの
それはもう、この一言に、尽きますね。
いつの時代もどの社会でも変わらぬ、人間の姿。
イギリス映画の「炎のランナー(Chariots of Fire)」は、その土台こそ差異があるものの、1924年に行われるパリでの五輪で、陸上競技の金メダルを獲得することを目的に、それぞれ精進する、若者たちの姿が描かれている。
いつの時代も変わらぬ、若者の姿。
その姿に、我々は、心を打たれるのです。
かの黒崎博氏が描いた京都大学の物理学教室の学生たちも、これに同じ。
その周辺の人物たちの姿も描くことで、彼らの姿をしっかりと描き出す。
で、ショボいけど、わしの傑作も、そうやねん。
そのうちの一人、わしの「影」やねんけどなー。
そう、いつの時代のどの社会でも変わらぬ、人間の姿。
それがいささか限定的な部分にフォーカスされることで、何かを訴えていく。
それが、この手の作品の本質であり、醍醐味なのです。
そのあたりについて、いろいろ、述べて参ろうと思っております。
ちょっとこのところ不定期更新になっておりますが、趣向を変えるため、緊急うPいたし候。
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