第24話 恋愛要素の強度について少し

 男女の絡み、特に恋愛要素というのは、この手の映画には欠かせないものではありましょう。

 さて、この映画におけるそれは、まさに、主人公の兄弟二人と、その幼馴染の若い女性、有村架純さんという方が演じておられるわな。

 まあその、わしは芸能人のことはさっぱりわからんから、ああそうですかというくらいの感想でしかなくて、愛想なしなので、申し訳ないけどさ。


 まあもちろん、恋愛要素を強く打ち出すドラマってのも世の中には多々あるけど、この作品は、そういう要素はあまりないわな。一見、強くない。

 実際、それが主たるテーマじゃないからね。


 わしと違って彼なら、そういうドラマだって書こうと思えば書けるのかもしれんけれど、そればかりになっちゃうと、どうしても、話が薄っぺらくなってしまいかねないからね、

 それも、程度問題なのよね。

 かと言って、そういう要素が一切ない、そんなものは余所でやれみたいな作品(取り付く島なき作品?~苦笑)ともなってしまえば、それはそれで、観る人にはしんどくなるわな(あくまでも一般人的な見方としては、ね)。


 その点、彼・黒崎博監督は、そういう意味での「色」要素を、強く出し過ぎず、弱め過ぎず、上手く処理しているなと、そんなことを思った次第。

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