第20話 勉強し続けることは・・・

 勉強し続けることは、今はそれほど意識されんかもしれんけど、周囲の多くの人たちの期待を一身に背負って、その道に進んでいくことなのよね。


 この「太陽の子」の映画の主人公の帝大生、実は実験好きで理論面ではあまり強くなくて、追試まで食らうような、ある意味「劣等生」の側面を見せてはいるけど、大学の外の世間に出れば、優等生どころか、「超」の字がつくエリートってことや。

 彼一人を学ばせて社会に出させるために、多くの人が、それを支え、時には犠牲になっているのです。


 私のいた養護施設に、2歳上で、賢い少年がいました。

 そのお姉さんも同じ施設にいて、とある普通科高校を出て看護師になられている。

 で、その少年だけど、その能力を活かせ切れぬまま、中学時代に横道にそれ、そのまま就職しました。

 私が高1のとき、彼は本来なら高校3年だったわけだけど、ある時、街中の本屋でお会いしたのね。

 そのとき、しっかり勉強してくれってことで、1000円、いただいたの。

 忘れもしないよ。

 それで、参考書、買ったよ。


 今私が述べたエピソードも踏まえてあの映画見ていただくと、いいかもね。

 この続き、今度書きます。

 どうも、その彼らしき人物に、去年の今頃、お会いしていたのよ。

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