(二)-24

 すると彼の顔はみるみるうちに耳まで真っ赤になってしまった。

 もう疑う余地もなく、一〇〇%どころか限りなく無限大に近い不可思議単位の数値のパーセンテージで間違いないっっっっ!

 これでターゲットは決まった。コウジ君と柳瀬川ワカバ。この二人を結びつけてカップルにするのだ。私は思わず駅の改札の前でガニ股になってガッツポーズを取ってしまった。近くを通り過ぎる同じ学校の女子生徒たちにクスクス笑われてしまった。


(続く)

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