「さあ祐くん、私は小悪魔になりました。約束通り付き合ってください!」


「嫌だ」


「は?どういうことよ?」


 梨華の尻尾が伸びてきて俺の頬をペチペチ叩いた。あれ?なんだかひんやりしていて気持ち良い。


「俺が好きなのは小悪魔系女子で、小悪魔じゃない!」


「小悪魔系女子?」


 梨華は、はて?と腕組みをしながらも、相変わらず尻尾で俺の頬をペチペチ叩いている。なんだか快感。


「スマホで調べろよ」


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