「悪魔を呼び出す?どうやったらそんなことが出来るんだよ?」


「そんなの簡単よ。今はスマホで何でも出来ちゃうのよ。『悪魔』『呼び出す』『簡単』で検索したら悪魔を呼び出すアプリが見つかったわ。魔法陣をちょちょいと書いてスマホで読み取るだけよ」


 え?そんなに簡単なの?


「それで?悪魔を呼び出して、なんて頼んだんだ?」


「小悪魔にしてって頼んだの」


 梨華は嬉しそうに尻尾を振った。


 小悪魔……うん、確かに目の前にいるのは小悪魔だ。



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