第109節 成功体験が少ない人は

こんにちは、メンタルコーチのLilyです。今週もよろしくお願いします!


今日はお知らせもあるので最後まで読んでくださいねー!


さて、メンタルについて興味きょうみのある人は成功体験を積み重ねて自己肯定感こうていかんを高めるというような内容を聞いたことが一度くらいあるのではないかと思います!

自己肯定感を高めればいいというものではないと私は思っているのですが(自己肯定感が低くてもちゃんと生きていけますし、自己肯定感を高めなければ幸せになれないという風潮ふうちょうこそが人々を生きにくくしている、と私は思います。が、今回のテーマはそこではないので、またどこかであらためて)、成功体験を積み重ねることは自信をつけたりするために大事なことです。

ところがアスリートに成功体験を聞くと、実はとても少なかったりするのです。それはなぜかというお話です。


アスリートは向上心が強い、完璧かんぺき主義、負けず嫌い、など様々な傾向がありますが、「成功のハードルが高い」というのもよくある傾向なのです。どういうことかというと、その選手にとっての成功体験とは「○○大会で優勝した」「ベストタイムを出した」「ゴールを決めた」など、誰もが見てわかるような結果なのです。逆に言うと、そういう誰もが納得するような結果だけしか、成功とみなせないということになります。

すると成功体験が少なくなり、うまくいかないことにばかりフォーカスしてしまいがちになります。「優勝できなかった」「タイムが出なかった」「得点が取れなかった」できなかったこと、つまり失敗体験を積み重ねてしまうんですね。


そういう人は、成功のハードルを下げるというのを試してみましょう。「いい練習ができた」「チームの勝利に繋がるいい守備ができた」など、些細ささいなことでも成功とみなしていきます。スポーツの事だけではありません。「今日は時間通り起きれた」「一日いい気分で過ごせた」「空に雲が一つもないことに気づいた」「バスで席をゆずれた」など、なんでもいいのです。うまくいった!とか、できた!というようなこと、一つひとつが成功体験。ハードルを下げていけば、自分結構うまくやれてるっていう自信につながり、それがメンタルの向上にも繋がっていきます!


自分が成功体験少ないなと思った人は、「1日1成功」を見つける課題を試してみてください!きっとどんどんハードルが下がっていきますよ~!



――――――――――

さて、お知らせです。

「メンタルコーチな彼女」はいったん年内で完結といたします。

いままで、応援ほんとうにありがとうございました!!

読んでくださる皆さんの存在が本当にありがたくて、メッセージやサポート、いいねなどに励まされていました。

このお話に出てくる柑那は私そのものであり、翔や界登たちは私の周りにいるアスリートそのものような存在でした。終わりとしてしまうことにはとても寂しい気持ちです。ですが、100話目でお伝えした通り、物語という方向性などを考えるとこのまま続けていくのは違うかなという気持ちがあり、いったん完結という形をとることで区切りとさせていただきたく思います。


そして、もう一つのお知らせ!!

このお話としては完結となりますが、完全に終わりということではありません。予定では111話までですね。その全お話を再構成してまた皆さんにお知らせできればと思っています。

そしてなんと、メンタルコーチな彼女 第二章(仮題)を計画しています。年明けくらいに構想をお伝えできればと思っています。

と同時に、音楽編「神楽坂先生の音楽準備室」も年明けからスタートしていきたいと思っておりますが、メンタルコーチな彼女 第二章(仮題)と並行して進める予定です。

更新は毎週土曜日朝8時に、どちらかのお話を更新というペースで、しばらくはやっていこうと思います。

柑那と神楽坂先生の活躍にご注目ください!!これからも応援よろしくお願いいたします!!

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