第107節 山あり谷あり

こんにちは、メンタルコーチのLilyです。今週もよろしくお願いします!


成功している人を見ると、すごいなぁと思いますが、同時に、実はそういう人もずっと順風満帆じゅんぷうまんぱんだったわけではなく、苦労した時期やものすごく頑張がんばった時期があるんだろうなとも想像します。

例えばオリンピックのメダリスト。私たちが目にするのはその競技がやっているほんの1日から数日のみですが、そこにいたるまでの4年間、さらにはそこまでの10年とか15年とか、それ以上の時間を、その競技のために、オリンピックでメダルをとるために過ごしてきているんですよね。その間には、思うようにいかずに泣いたりくやしい思いをしたりってこともあったと思います。苦労知らずに見える人でも、心の中ではいろいろあって、それを表に見せていないだけかもしれないのです。

切り取られるのはほんの一部だけ。私たちに届くのはほんの一部のドキュメント。私たちに見せない場所で、誰にも見えない場所で、実際はもっといろいろあったはずなんです。


もちろん、そのつらい時期の時には、今の成功やオリンピックでメダルを取るなんていう未来は知らないわけで、「今頑張ればきっといいことがあるよ」なんて言われても信じられないだろうし、もうやめたいって思うかもしれない。

でも、メダルを取った瞬間から、過去を振り返ると、「あの苦しい時期があったからここまで頑張れた」「あれを乗りえたという経験が自信になった」「あの日のことを思い出すと、今更に喜びがす」という感情になるのではないでしょうか。


うまくいかない時、苦しい時、本当につらい時に「きっといいことがあるよ」という言葉はなぐさめにもならず、ふざけんなという気持ちにすらなってしまう事だってあると思います。でもそれはなぐさめとか気休きやすめとかではなくて、過去に成功してきた人たちが、多かれ少なかれみんな通ってきた道だからです。そんな苦しい時間でも「がんばりたい」「い上がりたい」そう思って努力をやめない人たちに、「きっとあなたにもそういう未来みらいが待っているはず」って伝えたいなと思うんです。それは何の保証ほしょうもない未来みらいですけど、「あなたならきっとその未来みらいつかめる」そう信じて、私はそれを伝え続けたいと思います。

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