第104節 剛柔あわせ持つメンタル
こんにちは、メンタルコーチのLilyです。今週もよろしくお願いします!
メンタル強くなりたい、って多くの人が言います。メンタルコーチに相談に来る人は多くがそんな感じです。
では質問ですが、メンタル強いね、っていう言い方をする時、どんな人を見ていいますか? どんな人を見てこの人はメンタル強いなって思いますか?
スポーツ選手なら、プレッシャーのかかる場面でいつも通りのプレーできる人。大舞台で緊張しない人。大舞台こそ大活躍する人。
自分が嫌われることを恐れず言いにくいことをはっきりと伝えることができたり、みんなを楽しませるために敢えて笑われ役を引き受けたりする人も、メンタル強いなって私は思ったりします。
中には、多くの人が「これは図々しいかな」とか「これは厚かましいかな」「恥ずかしいな」と思うようなことを平気でやってしまう人のことを揶揄して「メンタル強い」ということもありますね。
実際にアスリートでメンタルが強いといわれる人を見てみると、緊張しないって言われてても周りからそう見えているだけで本人はとても緊張しているとか、大胆だと言われていてもとても繊細な人だったりとか、さまざまです。
そう思うとメンタルってなんだ? ってなってきますよね。
私は、メンタルは強くても弱くてもいいというか、そもそも人って強さと弱さを両方持っていると思うんですよね。だから、あまりアスリート本人にメンタル強いねという言い方はしなくて、いい考え方だね。とか、いいとらえ方だねって言い方をするかもしれません。
みんながサボっているときにこそしっかり練習するであるとか。
ネガティブになりそうな時に、前向きな要素を見つけ出して頑張れるとか。
つい楽な方に流れてしまいそうな場面で、難しい方を選べるとか。
敢えてメンタルを強いと評するのであれば、そういうところなんじゃないかなぁと思います。
プレーのために、自分が上手くなるためにとにかくまっすぐに競技と向き合う。ブレずに自分を貫ける強さを持ちながらも、柔軟に状況に合わせていくこともできる。自分の意見もあり、他人の言葉にも耳をかたむけることができる。自分のスタイルがあるが、時代の流れにも対応していく。そういった、剛柔あわせもつしなやかな感じが、アスリートとしてのよいメンタルなのかなぁと思っています。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます