「自信が持てない」「自信を持てっていわれても、どうしていいかわからない」

こんにちは、柑那（かんな）です。

「自信」については、スポーツをやっていると一度は悩（なや）む問題かもね。

逆に、そんなの考えたこともないよ！　という自信満々（じしんまんまん）な人は、今はそれでやっていけるけど、何かあった時に立ち直れるかな？　ってちょっと心配かも。誰もが「自信って何だろう」って考えることで、「いい自信」を持てるようになるのかもね。

自信、言葉の通り自分を信じることだけど、その自信がなにによって成り立っているかを知ることね。

あなたが自信を持っている根拠（こんきょ）について考えてみて。そして、今自信を持てないと思っている人は、自分を支（ささ）えてくれるものについて思い出してみて。

今まで誰が相手でも勝てていた、とか、自分より上手い人に会った事がない、というような「結果」ベースの根拠（こんきょ）しかない人は、要注意（ようちゅうい）。あっさり崩（くず）されてしまう可能性があるわ。

空中戦では負けないように毎日意識して練習をしているとか、周りの人も自分を信じてくれているから、というような自分で作ったと言える根拠（こんきょ）を持っている人は、崩（くず）れにくい。

周（まわ）りに期待されているからとか、コーチがお前ならやれると言ってくれるとか、他人からの評価（ひょうか）のみの人も気を付けて。SNSでいいネを求める人みたいに、周りからの評価（ひょうか）でしか自分の価値（かち）を実感（じっかん）できないようになってしまうから。

できれば、いろんな方面からバランスよく１０個くらい書き出せたら、いいかな。それがあなたの自信を支（ささ）えてくれる、柱（はしら）になる。

現在地を把握（はあく）して、しっかりと目標を設定する。そしてそれに向かう道筋（みちすじ）をイメージする。イメージしたことを行動に移す。そういう風に自分を動かしていけたら、その行動が自信に繋（つな）がっていくわね。

もし不安になることがあったら、「どうしてダメなんだろう」「なぜできないんだろう」と思うのではなく「どうしたらできるか」と自分に問いかけて。人の脳（のう）って不思議で、問いかけると勝手に考え始めるの。寝（ね）てる間とかも。ぼんやり歩いている時でも。そして、その答えを勝手に見つけてくれるの。だから、できない理由ではなくてできるようになる方法を「どうしたらいい？」って自分自身に聞く癖（くせ）をつけてみるといいかなって思う。

そしてその自信を維持（いじ）していくために、常（つね）に自分をアップデートすること。変化を恐れず、自分を変えていく。つまり、「成長」し続けること。常に自分が成長しているって感じられることが、新しい自信となってくれるからね。

いっぱい失敗して、挫折（ざせつ）だらけの人も大丈夫。きっとその経験があなたを支（ささ）える柱（はしら）になってくれるから。今は辛（つら）いかもしれない。思い出すとキツい、って感じるかもしれない。でも、その経験は未来に同じような場面であなたを助けてくれるはず。それほどまでに辛（つら）い過去を乗り越えた経験は、何の困難（こんなん）もなくその技術（ぎじゅつ）を手に入れた人よりもずっと、あなたにとって価値のあるものになるはずだから。

そして最後に。自信がないことは悪いことじゃない。自信がないからもっと頑張（がんば）ろうとするんだし、自信がないと感じるからこそ謙虚（けんきょ）に人のアドバイスが聞ける。自信は時として傲慢（ごうまん）になってしまう。最初に言ってた、「自信がないとか思った事もない」人は、自分が素直になれているか、周りを大事にできているか、考えてみてね。