第59節 チームが一丸となる
「チームメイトと意見の違いで対立してしまう。分かり合えない。話し合いが辛い」
こんにちは、柑那です。
コミュニケーションの問題って常に私たちの側にあるものですね。
例えばこの場合、部活の中で違う意見が出て、二つに分かれて言い合いになっちゃう。ただ意見を言い合うだけならいいんだけど、A君派、B君派、みたいに別れちゃうともう意見の内容とかじゃないよね。お前はどっちにつくんだ?なんて言われたりして。
本当は意見と人とは分けて考えなければならないんだけど、A君がそう言うなら……。って、人で意見を選んじゃったりすることも、あると思うのよね。
で、ミーティングのルールをまず決める。
意見は意見として扱い、その意見が通ったからってその意見を出した人が偉いとか、採用されなかったからその人がダメとか、そういうことではないよって共通理解を持つ。で、意見と人を切り離して話し合う。
そして、ミーティングの目的は「目標に向かって進むため」なものであると再確認する。
これって結構重要で、なんのためにこのミーティングやってたんだっけ? ってわからなくなると迷宮に入りがちなのよね。どこに向かいたいのか、がわかっていれば迷子になったりしないでしょ?
実際のミーティングについてもいろんなやり方があるけど、今日はブレインストーミングという方法を紹介するわね。
まずは、意見を出し合う。その時に是非は論議しない。似た意見でも、馬鹿みたいに思える意見でも、なんでも言っていいこととする。みんなでとにかくたくさんの意見を出す。特定の人だけが意見を出す、にならないように。後輩や新入生も遠慮なく! 的外れだ、なんて笑わないこと。そんなのもう昔検討したよ。なんて意地悪言わないこと。
そして、検討タイム。その一つひとつの意見について、検討する。こういうところがいいね、とか、もしかしたらこういうことが起こるかもしれないね、など、メリットデメリット両面から考えていく。
そしてある程度意見が絞り込めたら、メンバーをランダムに分けて、その意見についてのメリットデメリットを挙げてプレゼンをする。ここで、その意見の賛成の人でグループを作るのではなくて、ランダムに同数ずつメンバーを振り分けるのがポイント。あくまで「その意見に賛成だから」ではなくて「その意見の担当だから」なのです。
最終的に、落とし所が見つかったら成功です。
チームの中で意見が異なっても、それはむしろいいことで、いろんな考えを持つ人がいるからこそ、拡がっていくものってあると思うの。
みーんな同じ考えだったら何も変化が起こらない。成長していくというのは変化だから……変化は反発もあるけど、その時その時でベストの道を進んでいくって意味なので、どんどん違う意見の人の考えを聞く、自分の考えを話す、そして道を見つけていく。それが、チームとしての成長につながると思う。
全員が同じ意見でまとまる。のではなく、それぞれ違う意見を持つ人たちが集まって同じ目的に向かってそれぞれの考えを出し合って進む。
それが、チームが一丸となる、ってことかなと思うわ!
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