第57節 リスペクトする気持ち

こんにちは。柑那かんなです。

今日のテーマはリスペクト!


『リスペクトしろって監督かんとくは言うけど、

「対戦相手、つまりてき

仲間のことは尊重するけど、てきだったら関係ないじゃん?」

って、そう思えてしまって・・・』


確かにね、試合中は相手に勝ちたいって思ってプレーしているから

そりゃムキになったり感情的にもなるのかもしれない。


スポーツは勝ち負けがある。だからこそ、相手より上回りたいと思うものよね。


だけど、これはケンカじゃない。ただ相手を負かせばいいのなら、ファールとかおかまいなしでやればいい。サッカーはスポーツ。ルールがあって、枠組わくぐみがあるもの。自分たちがいて、相手がいて、審判しんぱんがいて、応援してくれる人たちがいて、り立つもの。

だから、対戦相手だけじゃなくて、審判しんぱんも、応援してくれる人も、選手たちも、コーチも、お互いに尊敬そんけいし合って、やれたら、最高だと思う。


プレーに入り込んで熱くなるのは仕方ないけど、それで相手を傷つけるような(身体的、言葉、ジェスチャー、全てを含めて)行為をする選手を、私は尊敬そんけいできないからなぁ。

どんなにいいプレーをする選手でも、このままやっていけるのかなって心配になっちゃう。応援してくれる人も、はなれていっちゃう。監督によってはそういう規律きりつみだす選手を好まなかったりする。カードをもらいすぎる選手は試合をこわすこともあるしね。

同じチームの中で仲間を尊重そんちょうできないのはもっと悲しいわ。監督へのリスペクトがない選手、チームメイトへのリスペクトがない選手は、周りから信頼しんらいしてもらえるかしら。

「俺は別に周りに信頼しんらいされなくてもいい」って言うかもしれないけど、もしあなただったら信頼しんらいしていない選手にボールをあずけられる? 信頼しんらいしていない選手に試合をたくせる?


せっかくいい素質そしつを持っていてもそれをかす土壌どじょうが育たない。やっぱりいい選手になるのは人としても尊敬できる人だし、とても魅力的みりょくてきな人、だと思うのね。上手いから、活躍しているから、そういう選手になったというよりは、そういう選手だから、成長した、ってことだと思うんだ。


たまたま今違うチームでやっているだけで、自分も相手も同じスポーツを愛する選手同士。1年後にはチームメイトになっているかもしれない。長く競技をやっていればそれだけ、たくさんの選手と顔見知りになる。上手くなっていけば他の県の選手たちとの交流も生まれる。もしかしたら5年後、目の前の彼と一緒に日本代表のユニフォームを着て並ぶことになるかもしれない。


素直に、アイツ上手いな。俺もできるようになりたいな。って思えるような選手は、きっと練習でも素直に人のアドバイスを吸収きゅうしゅうしてどんどん上手くなるタイプ。プライドの高さを相手を馬鹿ばかにしたりすることと勘違かんちがいしている選手は、いつも自分が正解だと思っているから向上こうじょうしないよね。


あなたはまわりの人をリスペクトできているかな??


リスペクトや、仲間との関係についてはこちらも参考さんこうにしてくださいね!


<ライバルとリスペクト>

https://kakuyomu.jp/my/works/16817330649112470710/episodes/16817330650446696389


<勝者と敗者>

https://kakuyomu.jp/my/works/16817330649112470710/episodes/16817330650447059444


<中学時代。先輩と、俺。>

https://kakuyomu.jp/my/works/16817330649112470710/episodes/16817330663750062159

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