第48節 外側から、内側へ。【1年マネージャー 長谷川奏】
私はまだ1年マネだからスタンドから見てた。けど、この1年のことがいっぱい思い出された。
最初は
スタジアムではパパの後ろをついて歩き回っていた。数歩歩けばパパは知り合いに声をかけられ、話に花が咲く。「お子さん?お名前は?」と聞かれるとパパは必ず私自身に「かなでです」と言わせた。そうやって会う回数が増えていくとお互いに顔も覚え、たくさんの大人に
夏のスタジアムではパパにかき氷を買ってもらうのがお約束だった。好きな色のシロップをかけ
私にとってスタジアムは楽しい場所だった。けど、
全国大会、東京の大きなスタジアムは地元のそれよりずっとずっと大きかった。でも
それでも、ただワクワクしていたあの頃とは違って、
試合後の
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