第40節 ケガをした時間が教えてくれたこと①【FW9 杉山界登】
俺は夏の大会で
あの
練習にも出ずに
あの後にも何度か会いに来てくれたし、連絡もくれた。走れるようになった、ボールを
早くサッカーがしたい、試合に出たいという気持ちがないわけではなかった。でも
「君のことを見ているよ」
たったこの一言が、どれだけの勇気になるのかを知った。それと同時に、俺の周りに、俺を見ていてくれる人が他にもたくさんいることを知った。
怪我をする前の俺は
けど、怪我をした時に、思ったよりたくさんの人が心配してくれたし、何かしてくれようとした。
それに両親。思えば、いつも俺の
一方で心配性の父は、俺の前では怪我の話を一切しなかった。おそらく俺のメンタルを
もちろん部の仲間たちも。俺が
俺は、たくさんの人に愛されてんだなって思えたんだ。
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