第36節 伊頼くんと私のこと【3年マネージャー 小山内波凪】
「
ちょっと思いつめたような表情で青島くんに話しかけられて、
でも、なんとなくピンときた。
こっそり
何とかした方がいいかな、ってちょうど思っていたところだったの。
「パパにね、子どもの頃よくスタジアムに連れていかれてたんですよ」
と
話してみると決して悪い子ではない。ものをはっきり言うけれども、
私だって「ロミオとジュリエット効果」くらいは知っている。恋愛において、
確かに、キャプテンの青島くんに直接
「ほら、
青島くんが言いにくそうにしているけど、別に「
聞かれたら「そうよ」って答えます。
私のことはともかく、
付き合いたての頃って相手のことが気になるし、自分を見てほしいし、とにかく一緒にいたいものよね。だから、私は
意識するあまり、
けど、青島くんが気にしていたのは
3年になると受験モードで授業も大変になるし、もちろん部活も主体になるから
でも、やっぱり誰か大切な人がいるってことは、普段の生活にも
プロのサッカー選手とか見ていても、やっぱり結婚の早い選手が多いし、結婚したり子どもができたりして
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